『第39回デンソーカップチャレンジサッカー 静岡大会』2日目、グループAは混戦模様に。グループBは関西選抜が2連勝! 日本高校選抜も待望の初勝利
グループリーグ第2節を迎えた『第39回デンソーカップチャレンジサッカー 静岡大会』。大会2日目となる27日は、前日に関東選抜Aを破る大金星を挙げた東海選抜と、プレーオフ大会で優勝を逃した5地域の選手で編成されたプレーオフ選抜が対戦。試合は前半アディショナルタイムの45+2分に、吉田晃盛(新潟医療福祉大学)が胸トラップからのシュートを決めてプレーオフ選抜が先制。プレーオフ選抜は後半序盤の59分にも、片山颯人(鹿屋体育大学)が倒されてペナルティーキックを獲得。これを片山自身が沈めてリードを広げ、そのまま2-0で試合終了。プレーオフ選抜が初勝利を挙げた。
初戦で初戦はスコアレスドローに終わったU-20全日本選抜は開始早々の2分、松岡響祈(IPU・環太平洋大学)が関東選抜Aの連携ミスをついて先制する。しかし連敗は避けたい関東選抜Aも29分、浦和レッズ内定・肥田野蓮治(桐蔭横浜大学)からの横パスを佐々木奈琉(早稲田大学)が押し込んで同点に追いついた。その後は両チーム一進一退の攻防戦となったが、81分に交代したばかりの佐藤遼(城西大学)が得点を挙げ関東選抜Aが逆転に成功。そのまま1-2で関東選抜が逃げ切り、待望の初勝利を挙げた。
この結果、グループAは連勝チームがない混戦状態に。トップは1勝1分で勝点4のプレーオフ選抜だが、最終節で1勝・勝点3の関東選抜Aに敗れれば順位がひっくり返る。一方、関東選抜Aと同じく1勝で勝点3の東海選抜も勝てば首位突破の可能性。勝点1のU-20全日本選抜も東海選抜に勝利すれば最下位脱出が狙える。すべては最終節の結果次第となった。
一方、グループBは関西選抜が第1節に続き無失点で快勝した。関西選抜は序盤の6分に、ジュビロ磐田内定・吉村瑠晟(関西大学)のクロスに松井匠(阪南大学)が頭で合わせて先制すると、後半開始早々の47分にも松井がこの試合を2点目となるゴールを挙げて2-0とリード。しかし58分、関西選抜は先制点をアシストした吉村が決定機会阻止でペナルティーキックを関東選抜Bに献上し、自身も退場に。だが、関東選抜Bのペナルティーキックを、関西選抜GK・山田和季(関西大学)が右足で弾いて絶体絶命のピンチを防ぐと、数的不利ながらも2点のリードを守りきって2連勝。首位突破に王手をかけた。
ともに勝利がない北海道選抜と日本高校選抜の試合は、日本高校選抜が前半だけで3点を先取。日本高校選抜は29分、ロングパスを受けた山下景司(熊本県立大津高校)がループシュートを決めて先制する。山下は40分にも自身が獲得したペナルティーキックを決め、この試合2点目となるゴールをマーク。日本高校選抜は前半終了間際の45分にも、山野春太(流通経済大学付属柏高校)がこぼれ球を押し込んで3点目。後半はどちらも攻めあぐねてシュートまで持ち込めず、日本高校選抜が0-3で初勝利。最終節は関西選抜との直接対決で首位突破に望みをかけることとなった。これで2連敗の北海道選抜は厳しい状況に。このままでは1年で本大会からプレーオフへの降格もありうるだけに、最終節は勝利が必須となる。
(文・飯嶋玲子)
試合結果
【Group A】
[5]U-20全日本選抜 1(1-1)2 関東選抜A @裾野C
得点者)【U-20全日本】松岡響祈【関東A】佐々木奈琉、佐藤遼
[6]プレーオフ選抜 2(1-0)0 東海選抜 @裾野A
得点者)【プレーオフ】吉田晃盛、片山颯人
【Group B】
[7]北海道選抜 0(0-3)3 日本高校選抜 @裾野C
得点者)【日本高校】山下景司×2、山野春太
[8]関西選抜 2(1-0)0 関東選抜B @裾野A
得点者)【関西】松井匠×2
本日(2/28)の試合予定
[ 9] 9:30kickoff U-20全日本選抜 vs 東海選抜 @裾野C
[10] 9:30kickoff プレーオフ選抜 vs 関東選抜A @裾野A
[11]12:00kickoff 北海道選抜 vs 関東選抜B @裾野C
[12]12:00kickoff 関西選抜 vs 日本高校選抜 @裾野A
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