決勝に駒を進めたチームは果たして……!?『第39回 デンソーカップチャレンジサッカー 静岡大会』プレーオフ・グループリーグ最終日は大混戦模様に

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九州選抜は2年ぶりの決勝進出。2年前はPK戦で本大会出場を逃したが今大会ではリベンジなるか 【©JU】


 『第39回デンソーカップチャレンジサッカー 静岡大会』プレーオフのグループリーグもついに最終日を迎えた。本大会に参加できるのはプレーオフに優勝した1チームのみ。まずはグループリーグを首位で通過し決勝戦に進出しなければならない。

 すでに中国選抜の最下位が決まっているグループ1は、ともに1勝の北信越選抜と九州選抜が対戦。勝ったほうが決勝進出となる直接対決は、九州選抜が前半終了間際の45+1分にコーナーキックからのこぼれ球を戸田峻平(鹿屋体育大学)が蹴り込んで先制。これで勢いに乗った九州選抜は後半の67分にも岡留零樹(福岡大学)が左サイドから切れ込んだところを倒されてペナルティーキックを獲得。これを岡留自身が決めて2-0とリードを広げた。北信越選抜も終了間際の90+5分に後藤寛斗(北陸大学)が2試合連続となるゴールを決めて意地を見せるが反撃はここまで。2-1で逃げ切った九州選抜が2年ぶりとなるプレーオフ決勝進出を決めた。

 一方、大混戦となったのがグループ2だ。北海道選抜対東北選抜の試合は、グループ内で唯一無敗の東北選抜が試合を優位に進めるものの先手を取ったのは北海道選抜。54分、北海道選抜は美濃又叶翔(北海道教育大学岩見沢校)の右からのクロスに村上皓星(東海大学札幌校舎)があわせて先制。北海道選抜はこの1点を最後まで守りきり、1-0でタイムアップ。この結果、グループ2は北海道選抜、東北選抜、四国選抜の3チームがすべて勝点3で並ぶこととなった。
 開催要項ではグループリーグ終了時点で勝点が同一の場合は、(1)グループリーグ全試合の得失点差(総得点-総失点)、(2)警告の枚数に応じた反則ポイント(※)、(3)当該チーム間の対戦成績、(4)抽選の順序により順位を定めることとなっている。
 (1)と(2)については3チームがすべて同数、また(3)についても対象が3チームとなるため対戦成績は同一となる。結果、3チームの代表者が出席のもと(4)の抽選が行われ、1位:北海道選抜、2位:四国選抜、3位:東北選抜という順位となった。

 この結果、決勝は九州選抜対北海道選抜の"南北対決"に。はたして優勝は3年ぶりの本大会出場を目指す九州選抜か。はたまた"運"をも引き寄せて初の本大会出場を狙う北海道選抜か。プレーオフ最終日、決勝戦ならびに順位決定戦は2月23日(日)9:30に一斉キックオフとなる。

※反則ポイントは原則、退場ならびに出場停止試合につき加算され、警告については加算されない。ただし異議⼜は遅延⾏為による警告の場合は1ポイントが加算され、また1試合あたり2枚以上の警告の場合にも1ポイントが加算される。北海道選抜は対東北選抜戦で警告が1枚出されたが、ラフプレーによるものだったがポイントは加算されず、北海道選抜、東北選抜、四国選抜は3チームとも反則ポイント「0」で同数となった。

(文・飯嶋玲子)

試合結果


【Group 1】
[M5]北信越選抜 1(0-1)2 九州選抜
得点者)【北信越】後藤寛斗【九州】戸田峻平、岡留零樹

【Group 2】
[M6]北海道選抜 1(0-0)0 東北選抜
得点者)【北海道】村上皓星

【©JUFA】

【©JUFA】

明日(2/23)の試合予定


【5位決定戦】
[M7]9:30 Kickoff 中国選抜 vs 東北選抜
【3位決定戦】
[M8]9:30 Kickoff 北信越選抜 vs 四国選抜
【決勝】
[M9]9:30 Kickoff 九州選抜 vs 北海道選抜

最後は"運"を味方につけて初の決勝進出を果たした北海道選抜 【©JUFA】

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著者プロフィール

一般財団法人全日本大学サッカー連盟は、大学サッカー界全体の競技力向上を目指すとともに、フェアプレーの実践やスポーツ文化の振興などを目的として活動しています。全日本大学選抜の活動をはじめ、全国9地域の大学代表が競う『全日本大学サッカー選手権大会』(インカレ)、『総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』といった全国大会、選抜チーム地域対抗戦『デンソーカップチャレンジサッカー』、日韓両国の大学選抜が対戦する『DENSO CUPSOCCER 大学日韓(韓日)定期戦』などを実施しています。

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