【今週の注目レース】半兄はダービー2着馬、無傷2連勝でクラシックへ前進するか

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トリプルコーク 【photo by K.Kuramoto】

 今年最初のGIとなるフェブラリーSをはじめ、土日で重賞が4レースも行われる今週末はそのほかにも楽しみなレースがズラリと並んでいる。2月22日(土)、23日(日)に東京、京都、小倉の3場で行われる特別・平場の注目レースを紹介!

今週の注目レース

【土曜・東京9R フリージア賞】
東京2000m芝で行われる3歳1勝クラス。皐月賞、ダービーを目指すためにはここでの勝利が大きな1勝となる。人気になりそうなのがキタサンブラック産駒の2頭。トリプルコーク(牡3=美浦・黒岩厩舎)は2015年ダービー2着サトノラーゼンの半弟でデビュー戦が好内容。2戦目で勝ち上がったダノンシーマ(牡3=栗東・中内田厩舎)は2023年セレクトセール3億1000万円の高額取引馬だ。

【土曜・京都4R メイクデビュー】
スマイルラッシュ(牝3=栗東・藤原厩舎)の父はブラックタイドで、母の父はキングカメハメハ、祖母はクロフネの半妹ミスパスカリ。近親にもマウントロブソン、ミヤマザクラらの名が並ぶ“金子真人ファミリー”だ。馬名の意味は「ひまわりの品種名」。母はウィンターコスモス(冬のコスモス)、祖母の「パスカリ」も白バラの品種名であるなど、この一族の牝馬は花に由来する名前がつけられている。

【土曜・小倉6R 3歳未勝利】
一度見たら忘れられない個性的な名前、ヨヒーン(牝3=栗東・杉山晴厩舎)。JRA公式サイトによると、馬名の意味は「よう、やあ+馬の嘶きより。勝利の嘶き」とのことだ。オーナーは藤田晋氏で、22年セレクトセール1億2000万円の高額馬。デビュー戦4着、2戦目は2着。3戦目のここで「勝利の嘶き」をあげることはできるか。ちなみに、同じ土曜小倉8Rにはヒヒーン(牝4=栗東・須貝厩舎)が出走予定。いつか対決があるかも?

【日曜・東京5R 3歳1勝クラス】
特別レースでもない平場の一戦だが、芝1600m戦に注目の素質馬が顔を揃えた。前走のひいらぎ賞は2着ながら自身もレコードを更新する1分32秒5の好タイムだったイミグラントソング(牡3=美浦・辻厩舎)、祖母がGI・2勝ダンスインザムードで22年セレクトセール2億6000万円のダノンミッション(牡3=美浦・堀厩舎)など。NHKマイルCでも楽しみになるパフォーマンスを見せることはできるか。

【日曜・東京9R ヒヤシンスS】
3歳馬による1600mダートの戦いも熱い。21・22年GIフェブラリーSを連覇したカフェファラオの全弟ルクソールカフェ(牡3=美浦・堀厩舎)をはじめ、JpnI全日本2歳優駿2着のハッピーマン(牡3=栗東・寺島厩舎)、新馬・特別と2戦2勝のプロミストジーン(牡3=美浦・上原佑厩舎)、1秒5の9馬身差でダート初戦の前走を楽勝したドラゴン(牡3=栗東・松永幹厩舎)など素質馬が勢ぞろい。未来のフェブラリーS覇者はここから現れる?

【日曜・小倉4R 障害4歳以上未勝利】
ヴィクティファルス(せん7=栗東・池添厩舎)は21年GIIスプリングSの勝ち馬で、5歳秋にダートに転向。昨年のGII東海Sで3着に好走した二刀流ホースだ。しかし、その後は低迷したことから、昨年末に障害に転向。初戦の前走は勝ち馬から離されながらも3着と上々の結果だった。三つ目の新天地で勝利を挙げ、“三刀流”を成功させことはできるか。
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