【シーホース三河】JFAこころのプロジェクト「佐古TD 夢の教室」開催のご報告

シーホース三河
チーム・協会

2月19日(水) @愛知県豊田市の衣丘小学校

【©SeaHorses MIKAWA co.,LTD. 】

スポーツ界などから「夢先生」が小中学校を訪れて、夢を持つことや、その夢に向かって努力することの大切さ、仲間と協力することの大切さなどを伝える「夢の教室」が2月19日、愛知県豊田市の衣丘小学校であり、バスケットボール元日本代表で、Bリーグ・シーホース三河のチームディレクターを務める佐古賢一さん(54)が子どもたちと交流して、メッセージを送った。

日本サッカー協会が全国から希望自治体を募って小学5年生、中学2年生を対象に開く「JFAこころのプロジェクト」の一環で、衣丘小5年の児童25人が受講した。

前半は、体を動かす「ゲームの時間」。ポイントガードとして活躍して「ミスターバスケットボール」と呼ばれた佐古さんが、体育館で「じゃんけんゲーム」などを楽しんだ。子どもたちから「サコケン」のニックネームを付けてもらって、すぐに仲良くなり、笑顔でコミュニケーションをとりながら、一緒に挑戦した。最後のゲームではなかなか目標をクリアできなかったが、ついに成功。「みんなと協力してゴールできたのがいい思い出になった」と佐古さんが声をかけると、子どもたちは「ホントに!」と喜んでいた。

後半は、教室で体験を語る「トークの時間」で、佐古さんが赤裸々に自分の子どものころを語った。幼少期に遠方の祖母に預けられていたため、小学生のころは両親に気に入られたいと思って優等生を演じ、父がやっていたという理由でバスケットボールを始め、難関中学受験に挑戦したという。しかし、不合格で期待に応えられなかったと感じ、中学時代は反抗期で生活が荒れ、学業の成績は急降下。バスケットボールからも遠ざかっていた。友だちの誘いにより3年生で部活動に復帰し、その縁で強豪の福井・北陸高へ進み、キャプテンとして同校初のインターハイ(全国高校総体)優勝を果たした。

中央大に入学してすぐに日本代表入りし、「オリンピックに出たい」と夢を持った。出場権に5度挑み、成し遂げられずに41歳で引退したが、「オリンピックという夢を目指していたから、インターハイを含めて22回の日本一を経験できた」と、夢を叶えたいと思い続けること、目指す過程も大切だ、と語りかけた。「夢は(人生の)どのタイミングで持っても、めちゃくちゃ自分のパワーになる」と話し、「オリンピックはあきらめていない。教えた選手がオリンピックに行くのでもいい」とオリンピックへの想いを語った。


「夢の教室」は2007年4月に東京都内の小学校で第1回が行われ、2010年からは中学校でもスタートし、毎年、全国各地で開かれている。豊田市では2015年からトヨタ自動車、中京大、日本サッカー協会との産学官連携で「MIRAIへつなぐ『夢の教室』in豊田」として実施しており、今年度の実施予定は65小学校、8中学校。

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著者プロフィール

1947年創立。愛知県三河地方をホームタウンとするB.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム。「地域貢献とスポーツ振興を使命とし、バスケットボールを主体としたアリーナエンターテインメントを提供する」を理念に掲げ、地域に愛されるプロバスケットボールクラブとして活動中!

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