【サーフィン】ボディボードのワールドツアーIBCで山下海果が2度目の優勝!

チーム・協会

【© IBC】

2月1日〜2月16日にモロッコのTaghazout Bayで開催されたボディボードのワールドツアー、IBCの開幕戦『Morocco World Bodyboard Championship』で日本の山下海果がツアー2度目の優勝!

モロッコ、チリ、ポルトガル、ブラジルと全4戦で争われるワールドツアーの開幕戦となった今イベントのファイナルデイは期間中最も大きくサイズアップしてオフショアも強く、ハードコンディションだった。

逆転に次ぐ逆転で掴んだ勝利

山下海果はSFでポルトガルのジョアナ・シェンカーと対戦。
多くの選手が苦戦したダンパー中心の難しい波で、逆転された後にエルロロをメイクして再逆転でファイナル進出を果たした。

カナリア諸島のアレクサンドラ・リンダーとのファイナルもハードな状況が続き、序盤はトータル7.90のアレクサンドラがリードして山下海果のトータルスコアは5.50と追い込まれていた。

後半、ニード3.16のシチュエーションで残り10分を切ってから波を掴んだ山下海果はボトムから一気にトップに上がり、エルロロをメイク。
ヒートでのハイエストとなる7.00をスコアして逆転に成功。トータル11.50で優勝を決めた。

山下海果は2024年の8月にモルディブで開催されたIBCイベントでツアー初優勝を決めていた。
昨年は2019年、2023年のワールドチャンピオンである大原沙莉と一緒にツアーを回っていたが、今年は大原沙莉が引退したために環境が変わった中での優勝となった。

優勝した気持ちを教えてください

【IBC】

実を言うと今はまだ優勝した実感は湧いてないです。
終わりのフォーンがなって優勝のコールを聞いた時本当に信じられなかったです。
ただ試合が無事に終わってホッとした気持ちです。

ファイナルデーの波は、私にとってはかなりハードでした。
ライブ映像で見るより流れもあって沖も遠くて…とにかく波に対しての不安が1番大きかったです。
逆に…相手のことは気にせず、自分が出来ることに集中してたから良かったのかもしれません。

2025年シーズンに向けて、取り組んできたこと

今シーズンに向けて、オフシーズンは海に入る時これまでより色々シチュエーションや課題などを意識して、頭を使って海に入ってきました。陸上でのトレーニングをコンスタントに取り入れてきました。
試合する時に自分が不安だと思う要素を全て潰していけるように意識してオフシーズンを過ごしました。

この優勝は、海果にとってどんな優勝ですか?

とにかく今シーズンの初戦でこの優勝を勝ち取る事ができて、とても良いスタートが切れました。
優勝する事はできましたが…今大会で更に明確な課題が見つかったので、しっかりと次に繋がる試合になったと思います。

いつも応援してくれるスポンサー・家族に向けて

本当に感謝しかありません。
時差があり、眠たくてもリアルタイムでライブを見てくれる方が多いので…本当に励みになります。

今年の目標を教えてください

ワールドチャンピオンです!!
残り、3戦をしっかりと準備して挑んで勝ち取りたいです。

大原沙莉選手が引退し、初めて挑んだワールドツアーについて

もっとさりちゃんみたいにかっこよく優勝できたら良かったのに、さりちゃんならこうするだろうなみたいな事をずっと考えてました。
さりちゃんのいないワールドツアーは正直寂しいですが…これまでさりちゃんが作り上げてきたこの環境を私が引き継げるように、もっともっと上を見て頑張らないといけないと感じています!

頑張ります!!

【IBC】

2025年IBCスケジュール

▪️5月11日〜23日
チリ
第2戦『Iquique Bodyboard Pro』
▪️9月3日〜8日
ポルトガル
第3戦『Sintra Pro』
▪️9月27日〜10月5日
ブラジル
第4戦『Arcelormittal Wahine Bodyboard Pro』

IBC公式サイト
https://ibcworldtour.com//

(染谷たかし)
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