ラリーガ EA SPORTS 、第24節プレビュー
4試合が組まれている2月15日(土)の1戦目はレガネス対アラベス。この2チームは勝ち点2差で17位と19位につけており、アラベスが勝てば両者の立場を逆転できる、極めて重要な直接対決となる。
土曜の現地時間16時15分には首位レアル・マドリーがオサスナとのアウェー戦に挑む。オサスナはここまでホームで6勝4分2敗。エルサダルでのアウェー戦はあらゆるチームにとって厳しいものであるだけでなく、レアル・マドリーはこの試合の前後にマンチェスター・シティーとのチャンピオンズリーグを戦う厳しいスケジュールもハンディキャップとなる。とはいえ前節アトレティコと引き分けたことでライバルとの差は縮まっており、カルロ・アンチェロッティ監督としては難しい判断を強いられる一戦となる。
もしレアル・マドリーが今節勝ち点3を取り逃がした場合、2位アトレティコは直後に行われるセルタ戦で首位に返り咲くチャンスを得ることになる。対するセルタは前節ベティス戦で5戦ぶりの勝利を手にしたばかり。昨季の同カードはどちらもアトレティコが1ー0で制したものの、ラスト10分までスコアが動かない拮抗した内容だった。今回も1点勝負の接戦となるのだろうか。
土曜のラストマッチはビジャレアルとバレンシアによるバレンシア州ダービー。好調のビジャレアルは直近の4試合で勝ち点10を加え、単独5位をキープ。一方のバレンシアもいまだ18位に沈んでいるものの、直近4試合で3勝を挙げ残留圏まで勝ち点1差に迫っている。今季アウェーでの11戦は、4分7敗といまだ未勝利。しかもエスタディオ・デ・ラ・セラミカでは2017年1月の対戦を最後に勝てていないが、ダービーで前評判を覆すことができるか注目だ。
2戦目はバジャドリー対セビージャ。最下位に沈むバジャドリーは前節まで泥沼の4連敗中。しかもセビージャには2012年の対戦を最後に勝てていない。対するセビージャは前節バルセロナ戦で5試合ぶりの黒星を喫したばかり。最下位相手の連敗は何としても避けたいところだろう。
続くのはマジョルカとラスパルマスによる離島チーム対決。マジョルカは前節オサスナ戦で3連敗の流れこそ止めたものの、終了直前に同点弾を喫して勝ち点2を失った。ラスパルマスも年明け以降は1分4敗と結果が出ておらず、共に2025年初勝利を目指す一戦となる。
日曜の夜を飾るのはベティス対レアル・ソシエダ。ベティスは前節セルタ戦で2ゴールを先行しながら逆転負けを喫し、11位に後退。一方のレアル・ソシエダは前節エスパニョール戦で3連敗の流れを断つ勝利を挙げたものの、お互いヨーロッパ圏にあと一歩届かない状況が続いている。共に木曜のアウェー戦から中2日の連戦。 ベンチメンバーも含めたチーム力が問われる一戦となりそうだ。
今節を締めくくるのは2月17日(月)の現地時間21時にキックオフを迎えるバルセロナ対ラージョ・バジェカーノ。バルセロナは一時の不調を乗り越え、前節まで3連勝を挙げてトップ2に再接近している。一方のラージョも前節まで5勝4分の9戦負けなし。年明け以降はリーグトップの勝ち点13(4勝1分)を荒稼ぎしており、バルセロナには過去7戦で2度しか負けていない。お互い上り調子で迎える好カードは、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。
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