「ここでプレーをし続けたい」。強い思いが生むリーダーとしての振る舞い

三菱重工相模原ダイナボアーズ マット・ヴァエガ選手 【🄫ジャパンラグビー リーグワン】

三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)と三重ホンダヒート(以下、三重H)のリーグワン対戦成績は2勝2敗の五分。どの試合もきん差で決着がついた。最後まで目が離せない試合展開を期待できるだろう。

今節も先発メンバーに名を連ねるマット・ヴァエガは、三重Hを「フィジカルを全力で出してくるチーム」と警戒する。前節のトヨタヴェルブリッツ戦で先発出場したヴァエガは相模原DBの猛攻の口火を切る2連続トライ。2本目のトライでは相手の浅く入ったタックルをはがしたのち、ステップで二人を置き去りにしたプレーで観客を魅了した。
「最初のトライはチームのコールから取りましたが、二つ目は状況が変化して、自分のリアクションでいきました」とヴァエガ。チームプレーを重んじるがゆえか、ヴァエガは試合中、個が際立つようなプレーを見せることは少ない。ここは、「カートリー・アレンゼ並み」とジャック・ストラトンが形容するスピードを生かした突破力が顕著に見えた場面だった。
2018年の加入以来、試合のメンバーに選ばれ続けて現在までリーグワン36キャップを積み上げた。チームリーダーを務めていることも、チームから信頼を得ている証だろう。「オン・ザ・フィールドでもオフ・ザ・フィールドでも自分の行動でチームを引っ張っていきたいと考えています」
チームの成長過程を知るだけに、相模原DBへの思いは強い。「私が入ったときは2部のチーム。その後、1部と2部を行ったり来たりして、いまはしっかりとD1のチームだと言えるようになりました。ダイナボアーズに加入したころはほかにもいろいろな経験を積みたいと考えていましたが、いまはここでプレーをし続けたいです」

三重H戦に向けて、「2連勝したいですが、毎週がチャレンジで、今週も違うチャレンジがあります」とヴァエガに慢心はない。2027年の優勝を目標に掲げる両チーム。デッドヒートはすでに始まっている。
(宮本隆介)
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