先週末にマジョルカを2-0で下し、リーグ戦2試合ぶりの勝利を収めたアトレティコ・デ・マドリーは、コパ・デル・レイ準々決勝でホームにヘタフェを迎えた。シメオネ監督は、週末に控えるラリーガ首位レアル・マドリードとの重要なマドリード・ダービーを見据え、ローテーションを採用。最終ラインにはジョレンテとヘイニウドに代えてモリーナとハビ・ガランを起用し、中盤にはバリオス、前線にはグリーズマンとアルバレスを配置した。

試合が動いたのは開始8分。リーノのスルーパスを受けたハビ・ガランが左サイド深くまで侵入し、正確なクロスを供給。ジュリアーノがヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らしてアトレティコが先制した。

続く17分には、アルバレスのアーリークロスをデ・パウルがワンタッチで中央に落とし、相手の背後から抜け出したジュリアーノが冷静にGKの逆を突くシュートを決め、ドブレーテを決めた。

42分には、リーノが左サイドで相手DFを巧みにかわし、ファーサイドを狙ったシュートを沈め、アトレティコが3点目を獲得。前半のうちに試合を大きくリードした。

後半に入ってもアトレティコの勢いは止まらない。

78分、後半途中出場の選手が右ハーフスペースでパスを受けると、ペナルティエリア外から豪快なミドルシュートを放ち、ボールはゴール左下隅へ突き刺さった。

さらに86分、中盤でボールを奪ったコレアとセルロートがカウンターを発動。ワンツーパスを駆使してペナルティエリア内へ侵入し、最後はセルロートが冷静にゴール右隅へ流し込んで5点目を奪った。

5-0の圧勝でヘタフェを撃破し、アトレティコ・デ・マドリーは2シーズン連続のコパ・デル・レイ準決勝進出を決めた。次の戦いは、週末に行われるラリーガ首位レアル・マドリードとの決戦。マドリード・ダービーを前に、最高の形で勢いをつけた。