【全日本卓球】連覇のかかる小林・伊藤ペアがベスト4入り、岩井田・中野ペアは男子ダブルス史上最年少ペアでの表彰台確定

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『全農杯 2025年全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)』3日目を迎えた2月1日(土)、男子ダブルス準々決勝4試合が終了し、ベスト4が決まった。

ディフェンディングチャンピオンの小林広夢・伊藤礼博ペア(日本大・東京)と郡山北斗・小野寺翔平ペア(リコー・東京)が相まみえた一戦は、序盤から激しい打ち合いが繰り広げられ、2ゲームを小林・伊藤ペアが取ったあと、郡山・小野寺ペアが第3ゲームと第4ゲームを連取。勝負の第5ゲームも一進一退の展開となったが、最後は小林・伊藤ペアが11-8で制して準決勝進出を果たしている。

2024年に開催した第58回全日本社会人卓球選手権大会の決勝戦と同じ顔合わせとなった西康洋・川上尚也ペア(日野キングフィッシャーズ・東京)と藤村友也・髙見真己ペア(日鉄物流ブレイザーズ・和歌山)の対決は、全日本社会人の覇者である西・川上ペアがテンポ良く得点を重ねて第1ゲームを取り、2ゲーム目こそ藤村・髙見ペアに奪われたものの、第3、4ゲームを連取し、ゲームカウント3-1で勝利した。

シード組を下して準々決勝まで勝ち上がってきた飯村悠太・木方圭介ペア(明治大・東京)と上村慶哉・三部航平ペア(シチズン時計・東京)の試合は、飯村・木方ペアがゲームカウント3-2で接戦をものにしている。

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白熱の展開となったのが、2017年大会の宇田幸矢・張本智和ペア(当時JOCエリートアカデミー)以来となる中学生ペアでのベスト8入りを果たした岩井田駿斗・中野琥珀ペア(野田学園中・山口)と、全日本学生3位の鈴木颯・萩原啓至ペア(愛知工業大・愛知)の一戦だ。

第1ゲームからデュースにもつれ込む大接戦となり、岩井田・中野ペアが15-13で先行するも、再び打ち合いとなった第2ゲームは鈴木・萩原ペアが13-11で制してゲームカウントは1-1に。その勢いのまま3ゲーム目は鈴木・萩原ペアが取ったものの、第4ゲームで流れを引き寄せた岩井田・中野ペアが第5ゲームを11-9で締めくくって勝利を収めた。

試合後、中野は「5ゲーム目になった時もパートナーがチキータでいってくれて、思い切りの良さを出して戦えた」ことを勝因に上げ、岩井田は「どのゲームもだいたいデュースとか9本とかで、競った中で、いかにして、心理戦だったりとか、自分たちで話し合ったりして、そういった意味で良いコミュニケーションが取れて、いい状態で全てプレーできたかなと思います」と振り返った。

また、男子ダブルス史上最年少ペアでの表彰台を確定させた2人は今大会の目標を聞かれると、「優勝」と声を揃えている。

男子ダブルス準決勝は大会最終日となる2月2日(日)に予定しており、同日に決勝戦も行う。日本卓球協会が展開する動画配信サービス『卓球TV』にて全試合の模様をライブおよび見逃し配信している。

【男子ダブルス準々決勝】
小林広夢・伊藤礼博 3-2 郡山北斗・小野寺翔平
12-10/11-9/9-11/8-11/11-8

飯村悠太・木方圭介 3-2 上村慶哉・三部航平
11-5/3-11/11-13/11-7/11-9

西康洋・川上尚也 3-1 藤村友也・髙見真己
11-6/5-11/11-8/11-9

岩井田駿斗・中野琥珀 3-2 鈴木颯・萩原啓至
15-13/11-13/5-11/13-11/11-9
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