今季初出場で担う、チームの“再加速”。強気のランで勝負するスピードスター

【©ジャパンラグビーリーグワン】

ここまで4勝1敗でリーグ2位の東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は2月2日、三重交通G スポーツの杜 鈴鹿で同7位(2勝3敗)の三重ホンダヒート(以下、三重H)と対戦する。

昨年度リーグワン王者のBL東京は前節で静岡ブルーレヴズに28対34で敗れ、開幕からの連勝が4でストップした。再び勢いを取り戻すための重要な一戦で11番に入るのが今季初出場となる濵田将暉だ。

28歳の濵田は一昨季にリーグ11位タイの8トライをマーク。今季は負傷もあって出遅れたが、第6節でチャンスが巡ってきた。

「昨季からフィジカルやメンタルの部分の意識を変えていて、ここまでは良いフィーリングでプレーできています。少しけがもありましたが、感覚としてはすごく良い状態です」

対戦相手の三重Hは昨季のリーグ戦で1勝15敗と苦しんだが、今季は開幕戦でリコーブラックラムズ東京に対して勝利を挙げると第2節でトヨタヴェルブリッツを撃破し、第3節のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦も5点差の惜敗と地力をつけている。

そして、昨季までの8シーズンをBL東京で過ごした中尾隼太が今季から三重Hに加わっている。司令塔として日本代表にも選ばれた中尾は戦術眼に優れ、BL東京でも重要な役割を担っていた。

濵田は「隼太さんがいるので戦い方を読まれるかもしれませんが、意識し過ぎずに自分たちの勢いのあるラグビーをしたいと思います」と穏やかに笑う。

『猛勇狼士』を掲げるチームの中で、身長174cm、80kgはやや細身にも見えるが、タフに戦い続けることで濵田は存在価値を示してきた。

「自分の強みである細かいステップやスピードをさらに向上させてきました。チームがもう一度勢いを取り戻すために、自分たちのラグビーができれば勝てると思うので、そこを信じています」

強気のランで勝負するスピードスターが、王者を再び加速させる。

(安実剛士)

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