[RUGGERSコラム] リーグワン2024-2025 Division2・3 注目ポイント!!

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 どうも、オニギリです!
 先週はリーグワンDivision1がBYEウィークでした。各チームの選手のSNSを見ると、練習している選手もいれば、リフレッシュしている選手もいたりと色々な顔が見られて面白かったです。
 さて、今回のオニギリ's eye!!は、今シーズンのリーグワンDivision2/3の注目ポイントをチームごとに見ていきたいと思います。

 それではDivision2から。現在4節まで終わり、順位は以下の通りです。

【リーグワン公式H Pより参照】

 現在首位は全勝でRH大阪。これまでに勝っているチームが昨年Division2の上位にいたS愛知、GR東葛、Division1から降格した花園L、Division3から昇格してきた江東BSと、チームの好調さを表しています。チームとしては反則数が少なく、規律の良さが勝敗に影響しています。また、ベテランと若手のバランスがマッチしており、最年長37歳ミフィポセチが若手に負けない縦の圧力でチームに勢いを出し、ゲームコントロールは23歳土橋が担います。今シーズンこのままの調子を保てれば、Division1との入替戦にも期待できそうです。
 2位はS愛知。昨季は3位でDivision1との入替戦に進みましたが、三重Hに2戦目勝利したものの、1戦目のスコア差が大きかったために昇格ならず。惜しい戦いを勝ち切れませんでした。今季は前半戦から好調で、GR東葛に完封で勝利し、スコアだけ見れば圧勝でした。また花園Lにも勝利し、今季も上位に行ける期待がもてます。LOガスケルとSOバーンズの存在が大きい。FW・BKに世界を経験している2人がいることで、その存在がチーム躍進のカギとなっていくでしょう。
 3位はGR東葛。ここにいるのが不思議なくらいです。過去の栄光はどこに行ってしまったのかと思う人もいるでしょうが、今が正念場。Division2では圧勝して欲しいような存在ですが、他チームも力をつけてきており、Division2でも簡単に勝てなくなってきています。勝っている試合では爆発的な攻撃力でスコアしていますが、負けている試合は大敗といえる負け方をしています。着実に勝っていくには安定性も必要。今季は若手のフロントローが奮闘しており、新加入のパリパリはオールブラックス入りも目指せる程の戦力で、ニックフィリップスやネマニ、静岡BRにいたファリアもいます。しかし、結果が安定していない。毎試合同じように力を発揮できれば、まだまだ首位での入替戦に望みがあります。Division1でまたGR旋風を見たいところです。
 4位は江東BS。昨季Division3から昇格し、2勝2敗とまずまずのスタートを切っています。初戦は共に昇格してきた日野RDに対して1点差でのシーソーゲームを制し、2戦目は九州Vにホームでしっかり勝利。釜石SWには前半こそ勝っていたものの、後半に逆転されて敗戦。前半は僅差であったが、後半まくられたRH大阪。随所でいい試合をしているので非常に惜しい。リマソポアンガが存在感を出しており、元々BKで7人制代表にも選ばれるトロケマイケル、ピウタウら戦力は徐々に充実度が増しています。外国人選手も増えて、昇格後に結果が出ているというのはチーム力が上がってきている証拠でしょう。ぜひこの力を平均的に出せるようになることでDivision1との入替戦が見えてくるのではないでしょうか。
 5位は九州V。勝ちきれないところが惜しい。勝っている2試合も、負けている2試合もいずれも接戦であり、チームとして良い部分と悪い部分が出ている模様。年齢層が高いチームとして注目されており、半数以上が30歳オーバー。そんな年齢層が結果に結びついていくよう、ベテランの頑張りを待ちたいところです。
 6位は花園L。昨年入替戦1位だった浦安Dに敗戦し、惜しくもDivision1から降格してきました。しかし、メンバーは豪華で、クーパーやゲニアの元ワラビーズ、今季から加入したFLアキラ・イオアネと、世界を知ったプレーヤーがいることは大きいところです。日本代表サナイラ・ワクァ、マシレワらも国際試合での経験がチーム力となっている。ここまで結果に結びついていないですが、後半戦の巻き返しに期待したいところです。
 7位は釜石SW。昨季はDivision2で最下位。Division3との入替戦に進んだが、昭島WGに2連勝で残留しました。今季は一つでも上の順位を目指していきたいところ。新加入として静岡BRから畠澤、NZからアンガス、三重Hからミチェルハント、元相模原DBの川上、GR東葛から上田が加入。FW戦にどう持っていけるかがカギとなるチーム。釜石市を中心に地域密着した活動を行なっており、地域に根ざしたチームづくりが結果に結びついていって欲しいところです。
 8位は日野RD。Division3で優勝し昇格してきた日野RD。昨今あった飲酒による問題で多くの部員が退団することになり、チーム強化費も削減されて厳しい環境下。ここ4試合はGR東葛戦以外5点差以内での敗戦となっており、何か力が加わったのかと思うような時でした。僅差での戦いを勝てるようになれば、上位入りもまだまだ可能性あります。花園Lとの引き分けが惜しかったところ。注目選手はやはりオーガスティン・プルですね。SHとして大型ではなりますが、180cmの体が右往左往に動き回るSH。SOやCTBもできるユーティリティプレーヤーで、プルの活躍が多いとチームの勝利に近づくに違いありません。

 以上がDivision2の注目ポイントになります。

 続いてDivision3についてです。現在4節が終わったDivision3の順位表は以下の通りです。

【リーグワン公式H Pより参照】

 現在首位はSA広島。既に5戦しているが現在負けなしの全勝中。反則は多いものの、圧倒的にトライ数が多く、狭山RG以外はダブルスコアで勝っています。注目はLOデビットソン。POMにも選ばれるほどスコアに絡んでくるLOで、ボールキャリー、ブレイクダウンでのワークレートなどチームに勢いを出しています。やはりLOが強いチームは強い。
 2位は狭山RG。今季からリーグワンに参入してきたチーム。1戦目のWG昭島に勝利し、現在首位のSA広島に僅差での敗戦。LR福岡、中国RRに完勝。注目はCTBのTJファイアネですね。日野RDでも中心プレーヤーでしたが、狭山RGに移籍し、キレや縦の強さは変わっていません。SOダニエルとFBティアティアと狭山RGを支えている外国人プレーヤー。今後も注目です。
 3位は中国RR。このチームはエドワードカークの存在感が大きいです。L戸田とLR福岡に勝利しており、さらに同じ広島内であるライバルチームSA広島には勝ちたいところです。ここからDivision2を目指すなら負けられない戦いが続いていくため、若手の奮起に期待したところ。特に今季加入したセバスチャン・シアラウ。花園Lから移籍しましたが、ユーティリティプレーヤーとして、注目していきたいところです。
 4位はL戸田。こちらも今季から参入してきたチーム。SA広島には差が広がったものの、中国RRには6点差で敗戦。WG昭島には勝っており、実力は証明しています。注目はFL占部。筑波大学の頃からオニギリは注目しており、派手さはないが地味な仕事人プレーヤー。ここぞというところで力を発揮しているので、“よーく”見ておく必要ありです。
 5位はWG昭島。昨季、Division2への入替戦に進んだチームですが、今季は結果に結びついていません。LR福岡との試合以外、昨季に比べてトライが取れていないイメージです。サウマキ、ミカエリ、タファイが抜けたことが大きかったが、レオゴードンらが加入し戦力補強にも力を入れていたものの、結果が出ていません。ここからの奮起に期待したいところです。
 6位はLR福岡。今季よりリーグワンに加入しましたが戦力差があり、初戦は8点差で勝利も近かったものの、その後の4戦は厳しい戦いが続いています。注目はカーンヘスケス。2015年の南アフリカ戦で最後のトライをした記憶が離れません。FLをやっている時もあり、これからの躍進には、必要不可欠なメンバーでしょう。

 以上、今回のオニギリ's eye!!はいかがでしたでしょうか?
 リーグワンはDivision1も楽しいですが、Division2と3もワクワクするような試合が多く、目が離せません。
 今年もオニギリ目線での日本ラグビーをワクワクしながら語っていきます。
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