【ハンググライディングシリーズ初戦開幕】 富士山を高度3000mから眺めて飛ぶ極寒レース!
62名もの選手が距離とタイムを競い合うため集結し、 後半2日間は天候不良で競技不成立となり初日のみ競 技が成立した。
ハンググライディングシリーズClass1を制したのは、 何度も日本チャンピオン経験のある大門だ。西富士ジャパンク ラシックは今大会で35回目の開催となるが、 大門は今回で通算6度目の優勝を果たした。
ハンググライディングシリーズClass5では、こちらも日本チャンピオン常連の板垣だ。
ハンググライダー競技とは?
大会ではその日の気象条件に合わせて決められた複数のターンポイントを順番に空 中で通過(以下 「タスク」 という)し、 誰が一番最初にゴールまで辿り着くかを競う。
ハンググライダーの操縦技術はもちろんの事、 風を読み気象の変化に気が付く洞察力、 上昇風を予想し戦略を組み立てる頭脳などが物を言い、 性別、 年齢に関係なく同じ土俵で互角に戦えることが魅力の一つだ。
大会史上初の西側の山脈を往復するサバイバルレース
気象予報にあった通り朝霧高原周辺の山並みでは高度3000m近く上がり、 タスク前半の天子ヶ岳ー毛無山を2往復するコースをこなし大半の選手が西側の山脈へ渡って行った。西側のターンポイントになっている篠井山への到達高度が命運を分け、 低く到着した選手はそこでリタイア。麓のサブランディング場に着地することに。
篠井山の山頂よりも高い高度で到着できた選手は高度を上げ直すことができ、朝霧高原エリアに戻って残りのコースを周りゴールすることができた。
Class1では、1分間の間に3人がゴールする熾烈な争いを制した大門がトップゴール。このサバイバルレースを最速タイムをマークし1000点満点で勝利。また全体では24人もの選手がゴールを飾った。
Class5では、板垣がトップゴール、最速タイムをマークし1000点満点で勝利。全体でも13人中11人がゴールした。
半分近くの選手が難しいタスクをゴールし、数年に一度の好条件での競技となった。
また、普段上がらない高度3000m近く上がったことで、 数名の選手が所有していた競技に必要なフライトデバイスが不具合になってしまうほど極寒の中のレースとなった。
総合成績
【Class1 総合成績】
優勝 大門浩二
2位 名草慧
3位 田中元気
4位 内藤崇裕
5位 小梶渓太
6位 小高史郎
1位 中村思絵
2位 野尻知里
3位 櫻井さやか
1位 今村奏海
【学生部門】
1位 今村奏海
1位 内藤崇裕
優勝 板垣直樹
2位 山口裕之
3位 塩野正光
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