<重賞レース分析>金盃は、負担重量や前走距離を重要視!
南関東所属のトップホースが激突する古馬長距離路線のSⅡ競走で、大井競馬場で施行される年明け最初の重賞であると同時に、日本国内のダート重賞としてはもっとも長い距離(2,600m)のコースで施行されるレースだ。
ここでは金盃過去10年の結果から、レースの傾向を分析する。
レース情報
第69回 金盃(SII)
発走日程:2025年1月29日(水)16:40発走
距離:2,600m
第68回優勝馬:ランリョウオー号 【東京シティ競馬】
■4番人気以内の馬が優勢も……
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「船橋」勢や「川崎」勢の3着内率が高い
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■比較的重い負担重量を課された実績馬が中心
【負担重量別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第65回(令和3年)以降の過去4年に限ると、54.0kg以下の馬は[0-0-0-21](3着内率0.0%)、54.0kg超の馬は[4-4-4-26](3着内率31.6%)である。これまでの戦績に応じた負担重量を課される別定競走だが、比較的軽い負担重量を課された馬は過信禁物と見るべきだろう。
■前走の着順が良い馬ほど信頼できる
【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第61回(平成29年)以降の過去8年に限ると、4着以内の馬は[3-4-7-30](3着内率31.8%)、5~8着の馬は[5-4-1-36](3着内率21.7%)、9着以下の馬は[0-0-0-29](3着内率0.0%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。基本的に前走好走馬が強いレースと見ておきたい。
■前走の距離がポイント
【前走の距離別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第64回(令和2年)以降の過去5年に限ると、2,000m以下の馬は[1-2-0-39](3着内率7.1%)、2,000m超の馬は[4-3-5-21](3着内率36.4%)である。近年の傾向を重視するならば、前走が2,100m以上のレースだった馬を高く評価したいところだ。
■前走で上位人気に推されていなかった馬は不振
【前走の単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータも公開している。
<伊吹雅也>
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