ビジャレアル対マジョルカ。同勝ち点の5、6位による注目の上位対決

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1月20日の現地時間21時にエスタディオ・デ・ラ・セラミカにてキックオフを迎えるビジャレアル対マジョルカは、ラリーガ EA SPORTS 第20節屈指の注目カードだ。前半戦を通して好調を維持し、勝ち点30の5位と6位でシーズンを折り返した2チームの対戦は、来季のヨーロッパ進出チームを占う重要な直接対決となる。

両チームの快進撃を支えるのは攻撃の中心を担うトリデンテだ。ビジャレアルのアヨセ・ペレス(8得点)、ティエルノ・バリー(7得点1アシスト)、アレックス・バエナ(4得点5アシスト)は3人で合計19得点6アシストを量産。マジョルカのヴェダト・ムリキ(3得点2アシスト)、サイル・ラリン(5得点2アシスト)、ダニ・ロドリゲス(3得点4アシスト)も3人で11得点8アシストを記録している。

アヨセ(左)はここまでチーム最多の8得点、バエナ(右)は同5アシストを記録。2人はスペイン代表でも常連となりつつある 【(C)LaLiga】

マジョルカのツインタワー、ムリキ(右)とラリン(左)は得点源としてだけでなく、チーム戦術においても欠かせない存在だ 【(C)LaLiga】

ビジャレアルの強みはバルセロナ、レアル・マドリーに次ぐ総得点34を積み重ねてきた攻撃力だ。その傍らでは31失点を喫しており、多くの試合でオープンな打ち合いを繰り広げてきたことが窺える。中盤に並ぶダニ・パレホ、パペ・ゲイェ、バエナらはボール支配を重視しながら前線のFW陣にボールを配給し、自らもゴールに絡んでいくプレーを得意とする。

一方のマジョルカは総得点19の攻撃力こそビジャレアルには劣るものの、総失点21の堅守をベースに勝ち点を重ねてきた。低めのライン設定でブロック守備を形成しつつ、前線へのロングボールを多用するプレースタイルのキーマンは、両翼を担うヨハン・モヒカとパブロ・マフェオ。2人が両サイドから送るクロスをムリキやラリンが仕留める形が主な攻撃パターンとなっている。

ビジャレアルの司令塔パレホは35歳となった今季も中盤の要であり続けている 【(C)LaLiga】

今季加入したモヒカはマジョルカの左サイドに不可欠な存在となっている 【(C)LaLiga】

マジョルカは21世紀以降、敵地でのビジャレアル戦では2度しか勝ち点3を持ち帰ることができていない。一つは2003年、もう一つは2シーズン前の対戦で、スコアはいずれも2ー0。昨季の同カードは1ー1のドローで、マジョルカホームの今季の第5節は2ー1でビジャレアルが制している。

今節の直接対決は勝ち点30で並ぶ両者にとってだけでなく、この2チームを勝ち点2差で追うレアル・ソシエダ、ジローナも含めた上位争いを左右する重要な一戦となる。異なるスタイルのぶつかり合いとしても興味深い好カードに要注目だ。

第5節の対戦は94分にアヨセが決勝点を挙げ、ビジャレアルが敵地で劇的勝利を手にしている 【(C)LaLiga】

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