【スキー】アルペンスキーW杯女子SL、相性の良いコースで2本目進出を目指す!

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【スキー】アルペンスキーW杯女子SL、相性の良いコースで2本目進出を目指す!

年明けの女子W杯スロベニア・クラニスカ・ゴラのジャイアントスラローム(GS)第4戦とスラローム(SL)第5戦はそれぞれ、サラ・ヘクターとズリンカ・ルツティックが勝利しました。

SNOW JAPAN 日本チームは、4日のGSに石橋未樹(ガスワンスキーチーム)選手が、5日のSLには、前田知沙樹(株式会社村瀬組)選手、安藤麻(日清医療食品)選手が出場しましたが、いずれも2本目には進めませんでした。

W杯復帰2戦目のクラニスカ・ゴラSLは+2.72秒の38位で2本目に進めなかった安藤麻選手 【写真/Giovani Auletta】

14日のナイトレース、オーストリア・フラッハウSLにはSNOW JAPAN、日本チームからは安藤麻選手が出場します。

W杯復帰2戦目となった5日クラニスカ・ゴラSLは+2.72秒の38位、2本目進出まで+0.34秒だった安藤麻選手はその後、7、8日にスイスでのヨーロッパカップ、11、12日にイタリアでの国別選手権に出場し、それぞれ22位、21位、7位、6位と結果を残してきています。

「ここ数日レースが続いていますが、少しずつ感覚が良くなってきているので、フラッハウのレースも、気負ったりせず、自分の事に集中して、練習の滑りをレースで出せるよう頑張りたいと思います。」と意気込みを語ってくれました。

2021年には26位、2020年には28位、2018年には24位となっている相性の良いフラッハウで、昨シーズン、キリントンSL以来の2本目進出に期待です。

クラニスカ・ゴラSLでは+2.58秒の32位、2本目進出まで+0.20秒だった前田知沙樹選手 【写真/Giovani Auletta】

5日クラニスカ・ゴラSLは45番でスタートした前田知沙樹選手でしたが、+2.58秒の32位、2本目進出まで+0.20秒と、今後に期待をもたせる結果を残しました。
しかし、目の前に2本目進出が見えてきた矢先、7日のヨーロッパカップSLで転倒、脳震盪となって休養とリハビリのために帰国することになってしまいました。

自身のSNSでは、
「最近では練習でもレースでも思い切った滑りができるようになってきて、今遠征中に何とかW杯やECで結果を残したかったので、ここで終わることがただただ悔しいです。」
そして、「少し休んでからは、目の前のやるべきことだけに集中して笑顔を忘れずに復帰まで取り組みます。」と結んでいます。早期の回復、戦線復帰を祈ります。


なお、渡邉愛蓮(東海大学)選手は、イタリア、トリノユニバーシアード出場のため、今回のフラッハウには出場しません。

文:田中慎一郎
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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