【BOATRACE】エース機味方に遠征地での珍しい正月戦V狙う吉永則雄 蒲郡

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 ボートレース蒲郡(ナイター)の「創刊70周年中日スポーツ杯争奪 新春特別覇者決定戦」は9日、準優勝戦を勝ち上がった6レーサーによる優勝戦が行われる。

 5日目を振り返ると、この日も西からの向かい風が強めに吹いていたが、次第に弱まっていき、準優は2~1メートルのコンディションだった。準優第1弾の9Rは、鈴木勝博が前付けに動いて1246/35の4対2。5カドに持ち出した相原利章がカドの5コースから一気にまくり切った。1コースから立て直した平本真之が2着を確保した。

 金星を挙げた相原は「メンバー的にダッシュになると思ったので、プロペラのピッチを強めていきました」とレースの読みが的中。「安定板が付いた4日目は悪かったけど、5日目は行き足が良かったです」と会心の一撃に笑みがこぼれた。

 一方、平本は「深い進入になったので、行き足から伸びを生かせなかったです」とがっくり。「道中のターンも滑っていたし、バッチリ合っている状態ではなかったです」と悔しそうに振り返った。この結果、ファイナルの平本の枠番は4になったが「もう開き直るしかないです」とダッシュ戦からの一発を狙っている。

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 続く準優10Rは、4枠の仲道大輔がチルト3度で沸かせたが、全艇が速い踏み込みで内有利に展開。1コースから逃げ切った赤岩善生(愛知出身・愛知支部48歳)【写真上】は「いい状態でいけました。出足や行き足、ターン回りがしっかりしています」と仕上がりには満足げだった。そして、来年(2026年)の話にはなるが、蒲郡でクラシックが開催されるだけに、どうしても出場権が欲しい。「今年は記念を勝つか、V5以上することしか考えていません」とキッパリ。「その1つになれば」と25年初Vに照準を合わせていた。準優10Rは2コースから一番差しの野中一平が2着をキープした。

 準優ラストの11Rは、1コースから伸び返した吉永則雄(大阪出身・大阪支部46歳)【冒頭の写真】が力強く押し切った。最後の優出切符を巡っては、吉田裕平、天野晶夫、永井源で競り合ったが、天野が2着でゴールした。

 優勝戦の1枠をゲットした吉永は「変わらず行き足が良くて、その延長でスリットからも出ていく。それでいて、ターン回りの力強さもあります」とエース64号機を絶賛した。「蒲郡の正月戦を走る機会なんて、なかなかないと思う。優勝したいですね」と意気込みを口にした。

<蒲郡 最終日 12R 優勝戦> 
1枠 吉永 則雄(大阪・大阪)
2枠 赤岩 善生(愛知・愛知)
3枠 相原 利章(東京・東京)
4枠 平本 真之(愛知・愛知)
5枠 野中 一平(岐阜・愛知)
6枠 天野 晶夫(愛知・愛知)
※()内は出身・支部の順。
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