「ここ数年、俺の中の戦いたい選手ランキングで高橋ヒロムはダントツ1位。プロ失格かもしれないけど、この試合に関しては“自分自身のために”試合したい」1月4日(土)東京ドーム決戦を前に、内藤哲也選手にロングインタビュー!

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社】

いよいよ目前! 2025年1月4日(土)『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』で、“運命の相手”高橋ヒロムとスペシャルシングルで対戦する内藤哲也にロングインタビュー敢行!

※このインタビューは、内藤選手の眼の出術前、12月17日の収録です。

撮影/タイコウクニヨシ

■『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』
2025年1月4日(土) 14:45開場 17:00試合開始 ※第0試合は16:00開始
東京・東京ドーム
※「ロイヤルシート」「アリーナA」「バルコニースタンド」「逸材シート」「ソファーシート」「ファミリーシート」は完売、「アリーナB」は残りわずかとなっております
【再入場不可】

※リンク先は外部サイトの場合があります

■『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE DYNASTY』
2025年1月5日(日)11:00開場 13:00試合開始 ※第0試合は12:00開始
東京・東京ドーム
※「ロイヤルシート」「バルコニースタンド」「ソファーシート」「ファミリーシート」は完売、「アリーナA」は残りわずかとなっております
【再入場不可】

※リンク先は外部サイトの場合があります

■いまできるうちにやらないと、20年後にもっとやろうと思っても、たぶんできないんで。だからこそ後悔しないように、いまを一生懸命生きる。

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――さて、内藤選手。東京ドームのお話の前に、2024年というのは内藤選手にとってどんな年でしたか?

内藤 う~ん。俺らしいなとは思うんですけど、非常に浮き沈みの激しい1年でしたね。“浮いた状態”で維持したかったんですけど、それが維持できなかったんで。くやしい2024年になってしまいましたけど、最後に『WORLD TAG LEAGUE』で優勝でき、そして高橋ヒロム戦も決まった。2025年は彼に勝って、いいスタートを切りたいですね。

――ちなみにある筋から聞いたところ、内藤選手は2024年、新日本における最多大会出場選手だそうです。

内藤 あら、そうですか?(意外そうに)

――目の状態もよくなかった中で、内藤哲也がなんでそこまでプロレスに打ち込めるのか、あらためて知りたいというか。

内藤 ……やっぱりプロレスが好きですし、あとは「いまって永遠じゃないんだな」って思ったからですかね。

――いまは永遠じゃない。

内藤 ええ。いまやらないとあとで後悔するし、いましかできないものってあるはずなんで。俺にとってプロレスはそういうもので、いまできるうちにやらないと、20年後にもっとやろうと思っても、たぶんできないんで。だからこそ後悔しないように、いまを一生懸命生きる。それがその出場試合数につながってるんですかね。

――これはインタビューには入れないかもしれないですけど、棚橋弘至選手にPodcastで今年の個人的MVPを伺ったところ、「内藤哲也です」とおっしゃっていたんですよね。

内藤 ああ、そうなんですか。その理由は?

――さっきの最多出場の件も含めて、「社長としての視点で2024年、もっとも新日本プロレスで尽くしてくれた」と。

内藤 フフフ。そうですか、うれしいですね。ここは、使いましょう。

――このくだりは使いますか(笑)。

内藤 まあでも、たくさん試合に出ることはわりと誰にでもできますから。たくさん出た上で、結果も伴わないと。周りを納得させるためには試合数もそうですし、結果が必要になってくるので。その点でいうと今年はいい状態をキープできなかったんで、個人的にはちょっとやり残したことが多い1年でしたね。

■こっちから「俺でよければプロレス、教えるよ」と声をかけました。

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――さて、1.4東京ドームで高橋ヒロム選手との初の一騎打ちが決まりました。まずはあらためて、お二人の関係性から伺えれば。

内藤 ハイ。……師匠と弟子ですね。

――もう少し具体的にお願いできればと。

内藤 具体的に? そうですね、俺は2009年12月に海外遠征から帰ってきて、2010年になって地方巡業にも出るようになったときに、当時練習生だった高橋ヒロムがリング上で、先輩にプロレスを教わってたんですね。ただ当時、練習生が何人かいた中で完全に一人だけついていけてなくて

。俺はそれを「おそらくクビになるだろうな」と思いながら体育館の2階席から見てたんですけど、ちょうど自分が海外でいろいろなものを学んで帰ってきた直後だったんで、その学んだものを誰かに教えてみたいなっていう気持ちがあって。「じゃあ、この一番できない新弟子に教えようかな?」と思ったのが、二人の関係のきっかけです。こっちから「俺でよければプロレス、教えるよ」と声をかけました。

――そのときのヒロム選手の反応は覚えていますか?

内藤 なんかもう、即決で「いいんですか!? お願いします!」みたいな感じでしたね。彼自身もアセッってたんじゃないですかね、練習についていけず。

【新日本プロレスリング株式会社】

――それから15年近く経ち、お二人で今年の『WORLD TAG LEAGUE』で初優勝されました。いまやヒロム選手は新日本ジュニアのカリスマと言っても過言ではない存在ですが、ここまでの成長をどのようにご覧になっていますか?

内藤 「このコはおそらくクビになるから、俺が何を教えてもべつに問題ないだろうな」と思って声をかけたんですけど、それがいつの間にかデビューし、海外遠征にも行き、帰ってきたら一気に目につく選手になり、活躍してベルトも獲って。こんな選手になるとは当時思ってなかったですよ。ただ、当時から変わらないものがあるとするのであれば、“あの頑固さ”ですね。

――性格の頑固さは変わらないと。

内藤 あの頑固さは当時からすごくありました。デビューしてる俺が「こうだよ」って教えても、「いや、でもですよ?」って歯向かってくるんですよ。「いや、練習生でしょう、君は? 俺はレスラーとしてデビューしてるんだから」って言っても、「いや、でもですよ、こうじゃないですか?」って。当時からすごく、自分がこうしたいああしたいっていうのを持ってましたし、いまもそういう自分のビジョンがあるからこそ、ああやってリング上で輝いているのかなと。そういう頑固さは相変わらずだなと思います。

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――お二人を見ていると信頼関係がすごく伝わってくるのですが、今回の『WORLD TAG LEAGUE』出場も1.4東京ドームでシングルをやるというのも、内藤選手からヒロム選手に声をかけられているという部分で、内藤選手の愛のほうが強いのかなと思ったのですが、この見立てはいかがですか?

内藤 ホントですか? それは逆だと思いますよ。そう言われるとちょっと悔しいですね(笑)。まあでも、気になる存在ではありますよ。

――内藤選手はバックステージインタビューのときの表情が、ヒロム選手がいるときはちょっと違う感じがするというか。

内藤 ああ、そうですか。たしかに彼といるとだいぶリラックスしてる自分はいますね。なんか楽しい雰囲気になるというか、それが彼のいいところなんじゃないですか? 彼がリングに立ってるだけで、会場中がちょっと華やかになる。でも、そんな彼に目をつけた俺はすごいなと、あらためて思いますけどね。

■コロナ禍で大会自体が中止になってしまって、それからもう4年9カ月ですか。その4年9カ月っていうのは、たしかにちょっと長すぎましたね。

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――内藤選手は12.8熊本でヒロム選手に「コロナ禍で一度流れてしまった、オレとヒロムによるシングルマッチ! 2025年1月4日、東京ドームで、どうだ?」と呼びかけたとき、ヒロム選手から「内藤さん、一歩踏み出すのが遅すぎますよ」という返答がありましたが、この言葉をどのように受け取りましたか?

内藤 まあ、2020年3月の旗揚げ記念日(3.3大田区総合体育館)で一度はシングルマッチが決まったものの、コロナ禍で大会自体が中止になってしまって、それからもう4年9カ月ですか。その4年9カ月っていうのは、たしかにちょっと長すぎましたね。それは俺も思います。でも、ずっと「どのタイミングがいいかな?」っていうのは考えてました。ちょっと時間はかかってしまったけれど、いまはいまでなんか、ベストなタイミングなんじゃないかなとは思いますけどね。

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――たしかに『WORLD TAG LEAGUE』で共に優勝し、師弟の絆がより強くなったタイミングというか。ちなみに2020年の3月にコロナで流れてしまって以降、お二人で「いつシングルマッチをやろうか」みたいなお話をされたことはあったのでしょうか?

内藤 軽くしゃべったことはありましたね。俺は「(シングルはこの先)1回はあるでしょう。なかったとしても、俺が引退試合で指名してあげるから。1回もやらず終わるっていうことはないよ」って答えてました。

――ヒロム選手はこの試合について、東京スポーツの取材に「これだけやってこなかったものを、一度やったから2回目、3回目みたいにリマッチを軽い感じでやるのは絶対嫌なので、自分の中では最初で最後の対決だと思ってます」と発言されていますが、内藤選手としてはいかがですか?

内藤 まあ、そこは俺はやってみないとわかんないですね。「もう1回やりたいな」と思うかもしれないし。だから、やったときどう思うか、どういう気持ちになるかっていうのはすごく興味があります。たぶん、「やってよかったな、楽しかったな」って思いながらリングを降りるんだろうなとは思いますけどね。

――ヒロム選手とは今年の7.5東京武道館で、内藤哲也&鷹木信悟&BUSHI組と辻陽太&高橋ヒロム&ティタン組というL・I・J同門対決で初めて対角に立ちましたが、あのときに印象に残っていることは?

内藤 あの日、本当に初めて対角線に立ったんですよ。お互い新日本の生え抜きなのに、そんな状況ってかなり珍しいと思うんですけど。正真正銘、あの日が初めて対角線に立った日で、真正面に立ったときにヒロムが堂々としている姿を見て、なんか「成長したな」って、ちょっとうれしかったんですよね。実際に肌を合わせてみても、自分の想像してたよりも、もっと上を行ってて。「これはシングルで戦ったらもっとおもしろいんだろうな」と思いました。

■まさに一歩踏み出す勇気。勇気を出して、いままでの関係が壊れちゃうかもしれないけど、でもいま彼と戦っておかなきゃいけないんじゃないかなと

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――ヒロム選手は「自分がL・I・Jに入った理由は内藤哲也と戦うことだった。目標を達成したら、この先何が待ってるんだろうっていう楽しみな部分と怖さがある」という発言もされていますが、これについては?

内藤 まあ、一度戦うことによっていままでの関係がほんの少しなのか、大きくなのかわからないですけど、変わることは間違いないと思ってます。どう変わるかはわからないですけど、わからないからこそ一歩踏み出そうかなと。まさに一歩踏み出す勇気。勇気を出して、いままでの関係が壊れちゃうかもしれないけど、でもいま彼と戦っておかなきゃいけないんじゃないかなと思ったんで、踏み出しました。

――プロレスラーというのは自分が対戦してみたい選手が何人かいるものだと思うのですが、その中でヒロム選手というのは?

内藤 いや、もうダントツで1位でしたよ。

――あ、ダントツで1位。

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内藤 ハイ。彼がデビューしたばかりのときは、そんなにやりたいとは思ってなくて。「いつかできたらいいかな、いつか彼の成長を肌で感じてみたいな」とは思ってましたけど。でもここ数年、ずっと俺の中の戦いたい選手ランキングではダントツ1位ですね。

――その待望のヒロム戦で食らってみたい技、もしくは食らってみたくない技というのはありますか?

内藤 あるんですよ、食らいたくない技が一つあるんです。ただ、それを言っちゃうと、出されたら嫌なんで(苦笑)。やられた姿を想像するんですけど、かなりキツいだろうな、かなりダメージあるだろうなとは思ってます。

――この対戦が決まってから、内藤選手は左目の手術を行なうことを公表されました。これまで右目は上限となる3回の手術を受け、今回は左目にメスを入れて右目との視界のズレを緩和させるということでしたが、そこまでしてこの一戦に臨みたい理由というのは?

内藤 やっぱり師匠の意地を見せたいからですね。彼は身体のサイズで言ったら俺より小さいですよ。でも、俺は昔からプロレスは身長や体重で競うもんじゃないって言ってきたし、べつに俺のほうがでかいから勝てるとか、そんな甘いもんじゃないし。いまの高橋ヒロムを見たらすごく充実してるので、彼を倒すのはすごく苦労すると思いますよ。でも、師匠として彼を倒さなきゃいけないですし、そのためにはやっぱり自分の中で不安に思ってることを一つでも多く取り除いた状態で、彼の前に立ちたい。じゃなきゃ、勝てないんじゃないかなと思ってるので、手術を決断しました。

――それほどまでにこの一戦に懸ける気持ちが強いと。

内藤 そうですね。目が見えにくい状態でも俺は『G1 CLIMAX』を優勝したし、IWGP世界ヘビー級王座も獲りましたけど、やっぱりストレスはすごく感じるわけですよ。「なんでそこまでするの?」って思うかもしれないけど、俺にとって高橋ヒロム戦っていうのはそれぐらい大事なシングルマッチですし、それぐらい負けたくない相手なんで、できるかぎり万全な状態で行きたいなと思って、今回手術に踏み切ることにしました。

■やっぱり怖さはすごくあります。そもそも、目にメスを入れるっていうことが怖いですし、やったあとどう見えるのかなと。

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――実際、手術をしてどの程度までよくなるという目処は?

内藤 それは正直、現時点ではやってみないとわからないです。だいぶ不安はありますけど、彼との初めてのシングルマッチのためだったら、それぐらいやんなきゃなと。手術の先に楽しみがあるんで、わりと軽い気持ちで「手術やります」って言っちゃいました。

――これはセンシティブな部分ではありますが……。話せる範囲で現状、視界はどのように見えてるのでしょうか?

内藤 まっすぐな絵と、ちょっと斜めってる絵の二つが重なって見えてます。だから、まっすぐ立ってる人間と、ちょっと横向きに立ってる人間が二人見える感じですね。ロープだとまっすぐな3本と、ちょっと斜めの3本が見える感じで、地面だったら真っ平らとちょっと斜めってる状態に見える。だから、非常にバランスを取りづらいですね。どこがまっすぐなのか、どこが曲がってんのか、感覚的にちょっと難しくて。100%集中できないというか、「こうやって見えるから、たぶん正解はこっちなんだよな」とか、余計なことを考えながらじゃないとプロレスができなくなっちゃってたので、すごくストレスでしたね。

――それは重なっているどちらかが、ボヤけているというわけではない?

内藤 ボヤけてたらいいんですけど、わりとハッキリ見えるんですよ。だから、一瞬どっちが正解なのかわからなくなってしまって、けっこうたいへんでした。

――この取材が12月17日で手術は明日ということですが、いまの率直な気分は?

内藤 やっぱり怖さはすごくあります。そもそも、目にメスを入れるっていうことが怖いですし、やったあとどう見えるのかなと。効果があればいいですけど、効果がほとんどない状態だったら、どういう気持ちで東京ドームのリングに上がればいいのかなとか。そういう不安もあったりしますけど、逆に数年前みたいにちゃんと見える状態になったらうれしいし、その期待や不安でいっぱいな状態ですね。

■たとえ、誰も喜んでなかったとしても、自分さえ楽しめればいいと思いながらリングに立つような気がしてます。

【新日本プロレスリング株式会社】

――今回、約4年10カ月越しにヒロム選手との試合が実現するわけですが、お客さんにはどのような試合を見せられると思いますか?

内藤 なんか、これはちょっとプロとしてもしかしたら失格なのかもしれないですけど、俺はこの試合に関しては会場のお客さまがどうとか、テレビやインターネットを通じて観る世界中のお客さまがどうということではなく、自分自身のために試合したいです。自分が楽しめればいいかな、自分が納得するような試合ができればいいかなと。

たとえ、誰も喜んでなかったとしても、自分さえ楽しめればいいと思いながらリングに立つような気がしてます。……どんな試合になるんですかね?(笑)。わからないですけど、試合後にやってよかったなと思いながらリングを下りる自分がいるとは思ってます。

――「自分自身のために試合したい」と。そういう試合はこれまでなかったですか?

内藤 いや、そんなことはないです。基本的には周りを楽しませるためには、まずは自分が楽しまなきゃいけないと思っているので。でも、いつも以上に楽しみたい、楽しもうって、この試合に関しては思います。いつも100%、自分が楽しもうと思ってリングに上がってますけど、いつも以上に150%、200%楽しみたいですね、彼との時間を。

――あたりまえのことですが、ヒロム選手は師匠越えを狙って闘志を燃やしています。

内藤 それは狙ってもらわないとこっちも困るので、勝ちに来てほしいですね。そんな高橋ヒロムに勝ってこそ意味があると思うんで。本気で勝ちを狙いに来た高橋ヒロムを、逆に倒したいです。

――今回、この一戦はスペシャルシングルマッチとしてセミファイナルで組まれました。同じ大会では若い世代の選手が王座戦に臨むカードが並んでいますが、ほかのカードを意識される部分は?

内藤 意識はしてないです。ただ、メインイベントでやりたかったなっていうのと、この試合順に関して文句を言う選手が少ないなと思いました。もし、逆に自分がタイトルマッチなのに、ほかのスペシャルシングルマッチが試合順で自分より上のセミとかに持ってこられたら、俺だったら文句を言ってますよ。「タイトルマッチのほうが上でしょ?」って絶対に文句を言ってると思います。もちろん、今回文句を言ってる選手もいましたけど、みんながみんな言ってるわけじゃないんで、その反応にビックリしましたね。「本当にそれでいいの?」って、俺は問いかけたいですね。それぞれのチャンピオンに。

■1.5? う~ん、興味なくはないですけど……。なくはないけど、1月4日に集中しているって感じですかね。

【新日本プロレスリング株式会社】

――それと今回の東京ドーム大会で気になるのが、1.5東京ドームのほうに内藤選手のお名前がないことで。これは何かご自身の中で考えていることはあるのでしょうか?

内藤 どうなんでしょうね? たしかに1.5に名前はないですけど、いまは気にならないです。それぐらい俺にとって、1月4日の東京ドームでの高橋ヒロム戦っていうのは大きな試合などで。だから、まずはやっぱ1月4日の東京ドーム、彼の目の前に立って師匠の意地を見せたいです。

――1.5東京ドームはAEWの選手など海外の団体から選手が多く出場しますが、単純に興味自体は?

内藤 う~ん、興味なくはないですけど……。なくはないけど、1月4日に集中しているって感じですかね。

――では、2025年はヒロム選手に勝って、いいスタートを切りたいということでしたが、どのような1年にしたいかビジョンはありますか? 1.4東京ドームのEVIL戦の結果次第ですが、棚橋選手にとっては引退に向けた現役ラストイヤーとなりますし、また新世代の選手の台頭もめざましく、団体にとっても節目の1年になるというか。

内藤 いまのところ考えていることはないです。それぐらい1月4日の東京ドームでの高橋ヒロム戦っていうのが俺にとっては大きいですし、その先を考えるヒマがないというか、その先のことを考えるんだったら、まず4日のことを考えなきゃって自分で思うので。まあ、1月4日、東京ドームでの高橋ヒロム戦が終わったら、何か見えてくるのかなと。俺はその見える“景色”が楽しみですね。

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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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