親子2世代で「M☆Splash!!」 20th記念公演で母娘共演が実現
【M☆Splash!!OGのASUKAさん(左・娘)とKAORIさん(右・母) ©︎PLM】
歴代のM☆Splash!!総勢126名(OG101名、現役25名)が集結し、懐かしのダンスナンバーで20年の歴史を振り返った同公演。OGのなかには、親子2世代でM☆Splash!!として活動したメンバーもいた。
【「M☆Splash!! 20th anniversary dance show」の様子 ©C.L.M.】
3児の母が挑んだ「無謀な挑戦」
「私がオーディションに応募した当時、応募条件は『マリーンズファンの女性』のみ。ブランクはあったものの、ダンス経験はあったので『これを機にまたダンスをやりたい』と思いました。またずっとマリーンズのファンだったので、もし合格すればグラウンドで踊れる! マリーンズをより近くで応援できる! と思って受験しました」
妊娠中もスタジアムに応援に行き「お腹の子の胎教はマリーンズの応援歌だった」と話すほど、筋金入りのマリーンズファンのKAORIさんは「自分でも無謀な挑戦だなと思いましたが、できなくはないかなと」
マリーンズへの愛が行動へと突き動かし、見事オーディション合格を勝ち取った。
「私もやりたい!」自らが選んだ母と同じ道
ASUKAさんがM☆Splash!!の存在を初めて意識したのは5歳の頃。家族でマリンスタジアムに観戦に行き、グラウンドでM☆Splash!!とマリーンズダンスアカデミー(MDA)の子どもたちが踊っているのを見て「私もやりたい!」と思ったことをはっきりと覚えているという。
母に導かれたわけではなく、自らが望んでMDAに入学。MDAでレッスンを重ね、いつしか「M☆Splash!!になりたい」という夢を抱くようになった。そして入学から12年が経った年、オーディションを受験し晴れて合格。M☆Splash!!初の親子2世代に渡るメンバー誕生となったのだ。
ASUKAさんは「母の現役時代の活動写真は見たことがあったのですが、私自身M☆Splash!!になってから『本当にお母さんもこのステージに立ってたの!?』と思うことはよくありました」と不思議な感覚だったことを話した。
一方KAORIさんは、M☆Splash!!としてグラウンドで踊るASUKAさんを見て「踊っている娘を見ながら、マリーンズも応援できることが楽しくて楽しくて。在籍中は本当に楽しませていただきました」と笑みを見せた。
【ステージで共演するASUKAさん(左)とKAORIさん(右) ©C.L.M.】
次の目標は「30周年公演」
「長峰コーチ(M☆Splash!!ヘッドコーチ)に『将来OGデーとかで一緒に踊れるかもしれないからダンスを続けてね!』と現役当時に言われ、その言葉を胸にダンスを続けていました。それがまさに実現したのが今回の20周年公演なんです。続けててよかったなぁと思いました」
そしてASUKAさんは現在、自らも幼少期に汗を流したMDAでインストラクターとして活動中。「私がMDAで習ってきたこと、M☆Splash!!で学んだことを生かしてこれからも活動を続けていきます」と、行進の育成に邁進している。
「また一緒に踊りたいですか?」と尋ねると「次は30周年記念公演ですかね?(笑)10年後も踊れるようになるべく続けておきます」そう答え、母と娘は顔を見合わせ微笑んだ。
取材・文 池田紗里
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