大阪体育大学バスケットボール部女子2024回顧 インカレ2回戦で早大に敗戦「攻守でより攻撃的に」
大阪体育大学バスケットボール部女子は2024年、4~5月の全関西大学女子選手権で4連覇、11月の皇后杯全日本選手権の2次ラウンドに進出したが、12年ぶり優勝を狙った全日本インカレは2回戦で敗れた。村上なおみ監督は「チャンスの年だと思っていた。2強の白鷗大学、東京医療大学に勝つつもりで1年間やってきたが、個々の決定力の差が出た」と悔やむ。
三次真歩 【大阪体育大学】
1年生からPGとしてチームの軸を務めてきた日髙ひかる選手(体育学部4年、精華女子)が最上級生になり、昨年の第1回新人インカレで優勝した三次真歩(体育学部2年、広島皆実)が成長してきた。この1年間、今季のインカレ決勝に進んだ両大学に勝つためのレベルの練習に徹した。
大上粋奈 【大阪体育大学】
9~11月の全関西大学女子リーグは1次リーグで6勝3敗、2次リーグは1勝2敗で3位。エース日高に加えて、三次も得点力が高いが、2人のバランスがうまく取れず力を出し切れない場面もあったという。
インカレは1回戦で環太平洋大学を81―55で降し、2回戦で早稲田大学と対戦した。
第1クオーターで14―22と劣勢に立つ。アイエビドゥン・グレイス選手(体育学部2年、倉敷翠松)の奮闘で第3クオーター終了では46―47と1点差に迫ったが、突き放され、58―72で敗れた。村上監督は「ディフェンスでいい流れに持っていくが、そこから得点することができず、結局、善戦で終わってしまった」と振り返る。
インカレは1回戦で環太平洋大学を81―55で降し、2回戦で早稲田大学と対戦した。
第1クオーターで14―22と劣勢に立つ。アイエビドゥン・グレイス選手(体育学部2年、倉敷翠松)の奮闘で第3クオーター終了では46―47と1点差に迫ったが、突き放され、58―72で敗れた。村上監督は「ディフェンスでいい流れに持っていくが、そこから得点することができず、結局、善戦で終わってしまった」と振り返る。
アイエビドゥン・グレイス 【大阪体育大学】
来季は、大黒柱でトヨタ紡織に進む日髙選手が抜けるが、タレントは豊富だ。早大戦で20得点のグレイス選手、攻撃力の高い三次選手に加え、大型新人の大上粋奈選手(スポーツ科学部1年、広島皆実)。長身180㌢の泉都選手(体育学部2年、奈良文化)も得点力がある。日髙選手の後のPG争いには、三次選手のほか伊藤七海選手(体育学部3年、千葉経済大学附属)、河井七美選手(体育学部3年、奈良文化)も加わりたい。
日髙ひかる 【大阪体育大学】
バスケットボール部女子は2007年、2012年の全日本インカレ優勝に続く3回目の優勝が悲願だ。村上監督は「オフェンスもディフェンスももっと攻撃的にならないと勝てないことが改めて分かった。少しの甘さ、ミスが勝敗を分ける。その厳しさを年間通して練習で求め続けていきたい」と巻き返しを誓った。
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