<重賞レース分析>東京大賞典は、主要な前哨戦で好走した馬が強い!
毎年12月29日に行われるダート競馬の総決算レースで、地方競馬で唯一となる国際GIに格付けされている国際競走だ。芝のレースも含めた世界のトップ100 GIレースにランクインするほどレベルが高いレースで、日本全国から集結したダートグレード戦線の実績馬や海外で活躍する実力馬が参戦し、その年のダートNO.1を決めるまさにグランプリレースとなっている。
ここでは東京大賞典過去10年の結果から、レースの傾向を分析する。
レース情報
第70回 東京大賞典(GI)
発走日程:2024年12月29日(日)15:40発走
距離:2,000m
第69回優勝馬:ウシュバテソーロ号 【東京シティ競馬】
■上位人気馬が非常に堅実
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「JRA」所属馬が中心
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■内外極端な枠に入った馬はやや不振
【枠番別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第65回(令和元年)以降の過去5年に限ると、1~3枠の馬は[0-1-1-19](3着内率9.5%)、4~7枠の馬は[5-3-4-24](3着内率33.3%)、「8枠」の馬は[0-1-0-9](3着内率10.0%)である。内外極端な枠に入った馬は、勝ち切る可能性や上位に食い込む確率が低いと見るべきかもしれない。
■大敗直後の馬は過信禁物
【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第65回(令和元年)以降の過去5年に限ると、8着以内の馬は[5-4-5-36](3着内率28.0%)、9着以下の馬は[0-1-0-16](3着内率5.9%)である。直近のレースで大きく崩れてしまった馬は、評価を下げるべきだろう。
■前走の最終コーナー通過順に注目
【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬 【東京シティ競馬】
なお、第65回(令和元年)以降の過去5年に限ると、3番手以内の馬は[0-2-1-21](3着内率12.5%)、4~10番手の馬は[4-2-4-15](3着内率40.0%)、11番手以下の馬は[0-1-0-16](3着内率5.9%)、「記録なし」の馬は[1-0-0-0](3着内率100.0%)である。前走で先行していた馬や、その逆に極端な後方からレースを進めていた馬は、割り引きが必要だ。
■“同年のJBCクラシック”における着順がポイント
■“同年のJBCクラシック”における着順がポイント 【東京シティ競馬】
■“同年のチャンピオンズC”に出走した馬は好走率が高い
【“同年のチャンピオンズC”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■“同年の帝王賞”で10着以内となった馬も好成績
【“同年の帝王賞”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。
<伊吹雅也>
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