大阪体育大学柔道部男子2024回顧 全国2大会出場果たす 「関東・東京に勝つ」を目標に精進

大阪体育大学
チーム・協会
  大阪体育大学柔道部男子は2024年、5月の関西学生優勝大会で8強に入り2019年以来の全日本学生優勝大会(6月)に進出。8月の関西学生体重別選手権で4位の9ポイントを獲得して、10月の全日本学生体重別団体優勝大会に進んだ。目標だった全国大会出場は果たしたが、両大会ではいずれも関東・東京勢に敗れた。生田秀和監督は「関東・東京に勝つ。今季果たせなかったこの目標を次年度に実現したい」と巻き返しを期している。

廣田智大 【大阪体育大学】

 関西学生体重別選手権大会では60㌔級の山本英太選手(体育学部2年、新田高校)、66㌔級の廣田智大選手(体育学部4年、金光藤蔭高校)、73㌔級の河野沢水選手(体育学部3年、常翔学園高校)が8強に進出。うち攻撃力に優れる廣田、組手が巧みな河野選手が全日本に進んだ。初戦でともに東海大学選手に敗れたが、貴重な経験を得た。
 関西学生体重別は個人戦だが、獲得したポイントの合計で全日本学生体重別団体優勝大会の出場校が決まるため団体予選としての性格を持つ。「最低でもポイントを取れ」と送り出された選手は7階級中6階級で16強以上に与えられるポイントを獲得。生田監督は「学生は奮起し、9ポイントは学生の大きな自信になった」と評価する。

永原月斗 【大阪体育大学】

 ただ、全日本学生体重別団体優勝大会は帝京科学大学に0-3で敗れた。6月の全日本学生優勝大会でも2回戦で帝京大学に敗れており、対関東・東京勢は団体・個人戦で4戦全敗となった。
 生田監督は「関西勢全体に言えるが、関東・東京に比べて寝技で劣勢に回っている」と話す。練習試合などでも、関西勢は簡単に関東勢に関節技を決められ、立ち技から寝技に移るスピードやすきの無さで後手に回っているという。
 生田監督は日本女子代表コーチとしてパリ五輪に帯同した。日本代表の例えば、寝技で脚を絡められた状態から始める約束練習など個別の課題、テーマに絞った練習は参考になったという。チームは久米井遥斗新主将(体育学部3年、高松商業高校)のもと、「対関東・東京勝利」をめざし、切磋琢磨に努めている。
【広報室】

花崎凱阿 【大阪体育大学】

南濱竣太 【大阪体育大学】

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント