【ラグビー/NTTリーグワン】ヘッドコーチと世界的プレーヤーの加入で、よりエキサイティングに<リコーブラックラムズ東京>
【©ジャパンラグビーリーグワン】
タンバイ・マットソンを新ヘッドコーチに迎え、チームは「再起動」の意味を持つ『Reboot(リブート)』をスローガンに掲げた。
「組織を動かすことが上手な、頼りがいのあるヘッドコーチ」と話すは、再びの日本代表入りが待ち望まれるメイン平。指揮官自ら選手たちとコミュニケーションを取る姿勢が、チームに新しい風をもたらしているのだという。
そんな、選手たちからの信頼をすでに勝ち取ったタンバイ・マットソン ヘッドコーチが期待を寄せるのは、テストマッチの舞台を退いたばかりのTJ・ペレナラ。「チームにとって、パズルの最後のピース」と全幅の信頼を置くオールブラックス(ニュージーランド代表)89キャッパーは、高い競争心とプロフェッショナルな姿勢が最大の魅力。指揮官は「間違いなくインパクトを残してくれる。ほかの選手たちが学ぶこともある」と相乗効果を期待する。
2024年の日本代表活動にはファカタヴァ アマトをはじめ、若き司令塔の中楠一期に伊藤耕太郎、池田悠希が帯同した。桜のエンブレムを目前にしたエネルギーにも、要注目だ。
そしてこの一角に割って入ろうと強い気持ちを見せるのは、大ケガから復帰したばかりのメイン平。昨シーズン開幕直前に右膝を負傷し、丸1年間表舞台から退いた。今季のプレシーズンマッチでは、新たなポジションであるスタンドオフにも挑戦し、幅を広げたメイン。「自分のポジションでしっかり試合に出続けられれば、代表も不可能じゃない」と強い言葉を残す。
歴史と伝統を積み重ねてきたBR東京。昨季の反省から、ブレイクダウンの質にこだわり、より良い判断をするための練習も積み重ねてきた。新たなスタートラインに立つ準備は、整った。
「全部のスタンダードが高くなっている。今シーズンはボールを動かして、面白いラグビーをしたい。もう一回スイッチを入れ直して、チームとしてレベルアップします」
キャプテン4季目の武井日向は、主将として「グラウンドに立ち続け、先頭に立って行動で示したい」と覚悟を覗かせた。
(原田友莉子)
注目選手)SH TJ・ペレナラ
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