【ラグビー/NTTリーグワン】野武士軍団、3シーズンぶりの王者へ。「やるべきことは変わらない」<埼玉パナソニックワイルドナイツ>
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その決勝のあと、ロビー・ディーンズ監督は「勝つことはできなかったがこのチームを誇りに思う。もう一度、ここに戻ってくる」とタフに戦い続けた選手たちを称えた。チームを長く支えてきた堀江翔太、内田啓介は昨シーズン限りで現役を引退、さらに松田力也がトヨタヴェルブリッツに移籍した。坂手淳史キャプテンは、堀江から「また新しいチームを作っていかなければあかんなぁ」と決勝のあとにエールを送られたという。
過去2年で惜しくもタイトルを逃したチームは、3年ぶりの王座に就くために新たな一歩を踏み出した。埼玉WKが目指すべき場所、そして強度と規律を重視した戦いは変わらない。
新シーズン開幕を前に士気上がる野武士軍団は、攻守の精神的支柱であるキャプテンの坂手、稲垣啓太を筆頭に国内外のタレントがそろう。“熊谷ファンタジスタ”の異名を持つ山沢拓也、走攻守そろった次世代の司令塔である小山大輝、速さと強さを見せるラインブレイカーのディラン・ライリー、いまやチームに欠かせない存在となった長田智希、さらにはオールラウンダーのジャック・コーネルセン、パワフルなベン・ガンターや福井翔大ら日本代表勢が屋台骨を支える。
世界的なプレーヤーも健在だ。南アフリカ代表での経験も豊富なダミアン・デアレンデとルード・デヤハー、オーストラリア代表のマリカ・コロインベテらワールドクラスの戦士が臨戦態勢。山沢京平、エセイ・ハアンガナ、齊藤誉哉も急激な成長を遂げている。山沢拓也が「2年連続、決勝で負けた悔しさを忘れてはいけない」と話せば、福井は「何人かの選手が抜けても、自分たちがやるべきことは変わらない。目標は、絶対優勝だ」と力を込める。代表組が合流したチームは開幕前に宮崎合宿を行い、12月21日の開幕戦に照準を合わせていく。
(伊藤寿学)
注目選手) FL 福井翔大
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