【ラグビー/NTTリーグワン】外国籍選手が過去最多に。今季取り組むのは攻撃面の強化<中国電力レッドレグリオンズ>
中国電力レッドレグリオンズ 【©ジャパンラグビーリーグワン】
昨季は1勝1分10敗で2年連続の最下位(5位)に終わったが、その中でも接戦の試合が増えたことで、戦える手ごたえと勝ち切れない悔しさが残ったシーズンとなった。昨季のディビジョン3で総失点数は3番目に少ないが、総得点数が最下位。敵陣深くに入ってトライを取り切れない課題が、勝利を逃した要因の一つだった。
新シーズンに向けては、持ち前の粘り強いディフェンスをベースにしつつ、勝ち切るために新たにアタック面の強化に取り組んできた。就任して4シーズン目を迎える岩戸博和ヘッドコーチは、「みんなが課題を明確にして、そこにフォーカスして取り組んでくれているので昨季とは全然違う。まだ細かいコミュニケーションの課題はあるけど、昨季よりも得点力は上がってきている」とプレシーズンでの手ごたえを口にする。
今季は新たに3チームが参入するためD3の環境が変わる。岩戸ヘッドコーチは、「リーグ自体が活性化するし、フレッシュだし、面白くなる。でも、そこで前からやっている僕らが負けてられないし、勝って僕らのチームの価値を高めていきたい」と意気込む。
試合数は15試合に増えるため、さらにチーム力が問われるシーズンになる。共同主将の西川太郎は、「チーム力を上げないとシーズンを戦い抜くことは難しいので、それぞれが自分の課題にフォーカスして修正して、強い個の集まりとなってチーム力を上げていこうと話しています」と明かした。
今季は新たに28歳のコナー・アンダーソンと20歳 のセバスチャン・シアラウが加入。チームの支柱であるエドワード・カークだけだった外国籍選手は、中国RR史上最多の3人に増えた。4月に入った大卒新人の宮田悠暉、岩井陸、西濱悠太、森山迅都のフォワード選手4名など若手の突き上げも欠かせない。
今季の目標は「昨季よりも多くの勝ち星をつかむこと」(岩戸ヘッドコーチ)。選手それぞれがいかに考えてチームのために行動できるかが重要になる。一つでも多くの勝利のために、実行あるのみだ。
(湊昂大)
CTB/SO セバスチャン・シアラウ
中国電力レッドレグリオンズ セバスチャン・シアラウ選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】
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