【中日】現役ドラフトで楽天から伊藤茉央投手を獲得 竜に与える好影響とは ~12/12~

note
チーム・協会
【これはnoteに投稿されたyasugonsさんによる記事です。】
第3回現役ドラフトが行われ、中日は楽天の伊藤茉央投手を獲得しました。

高速シンカーが持ち味の2年目サイド右腕は、ルーキーイヤーの昨季に中継ぎとして25試合に登板。今季は6試合の登板に終わったものの、24歳と将来性豊かな投手です。

役割は正式に決まっていませんが、中継ぎ陣に好影響を与える補強です。

選手層が厚い中継ぎ陣

幸い、中日の中継ぎ陣は強力。R・マルティネス投手が移籍する可能性は大きくなっていますが、壊滅的な状態になることは考えにくいです。

松山晋也投手、清水達也投手、藤嶋健人投手といった右腕に加え、左腕も齋藤綱記投手、橋本侑樹投手が控える選手層の厚い布陣。

さらに、祖父江大輔投手、勝野昌慶投手、梅野雄吾投手も登板数増を狙っており、中継ぎ陣の補強は必ずしも緊急性の高いものではありませんでした。

先発不足から配置転換があったとしても、実績豊富な福敬登投手や岩嵜翔投手も控え、来季も中継ぎ陣は頼もしい存在となることは間違いありません。

第2の又吉投手に

一方、今季は田島慎二投手が引退。加えて祖父江投手が37歳、岩嵜投手も35歳ということを考えると、近い将来を見据えた補強しておく必要はありました。

そんな状況の中、今回の現役ドラフトで伊藤投手を獲得。

今季、2軍で44回1/3を投げて30個の四死球を与えており、まだまだ発展途上の投手です。しかし、必ず即戦力として活躍してもらわなければチームが沈むという状況でもなく、時間的余裕が生じる可能性は高くなっています。

変則右腕という貴重なピース。

2021年シーズンまで、又吉克樹投手(ソフトバンク)が中日で変則右腕として存在感を示しました。経歴は違いますが、第2の又吉投手の育成に期待がかかります。

現役ドラフト巧者

中日は昨年の現役ドラフトに続き、中継ぎとして期待がかかる投手を獲得しました。

今オフは主力が複数流出する危機に直面していますが、他球団から主力級の選手を獲得する動きはここまでなし。若竜を育て、選手層を底上げしたいという意図がみえてきています。

その中で、24歳と若い伊藤投手を獲得。同時にチームの将来を見据え、大きな穴になる前に補強した見事な動き。

数年後、中日は現役ドラフト巧者だと球界で話題になっているかもしれません。

【参考サイト】

※リンク先は外部サイトの場合があります

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

メディアプラットフォーム「note」に投稿されたスポーツに関する記事を配信しています。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント