NBAデイリーレポート(11/4, WED)

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【NBAデイリーレポート(11/4, WED)】

【これはnoteに投稿されたNBAレポーターさんによる記事です。】
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ヤニス・アデトクンボのペイント支配
レブロン・ジェームズのプラスマイナス
ワシントン・ウィザーズ
アスリートにちなんだペットの名前ランキング

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ヤニス・アデトクンボ

ヤニスのペイントの得点平均はなんと22.1点。2位はアンソニー・デイヴィスとニコラ・ヨキッチの16.9点。

最後にペイント得点平均が22点を超えたのは1999-2000のシャックの22.5点になっています。

ヤニスの今シーズンのペイント支配はMVPのシャックに迫るものがあります。

2024-25シーズンのヤニスのペイント内のFG%:41.4%(ちなみにFGは61.7%で、TS% は63.6%)
1999-2000シーズンのシャックのペイント内の数字:45.3% (FGは57.4%で、TS% は57.8%)

またヤニスは今シーズンのミドルレンジが絶好調で48.1%で去年の35.1%から大幅にあがっています。これは新兵器と言っても良いのではないでしょうか。

そんなヤニスについて、ポール・ジョージのポッドキャストに出演したジュルー・ホリデーが語りました。
「私はヤニスが試合を休むのを見たことがない。私は彼が練習を休むのも見たことがない。ほんとなんだ、実際にあったのは、ヤニスがイースタン・カンファレンス・ファイナルズのアトランタ戦でケガした時のことを覚えてる?彼は1週間かそこら欠場してたけど、私たちがファイナルズに進んだ時、実際に彼がはじめて(復帰から)チームと一緒に練習したのがファイナルズ前の練習だったんだ。その時の話をするけど、彼は時速150マイルで走っていたんだ。ジャンプして、ダンクして、すべてそれでやっていた。私たちは『スローダウンするんだ、私たちは今日あなたを必要としてないんだ。私たちは明日あなたが必要なんだ!』って感じだった。でもそれがヤニスがどの試合でも持ってるメンタリティと飢えなんだ。本当にコート上での全てにおいてそうなんだ」

「ほんとの事なんだけど、彼は私が知ってる中でいちばんチープなんだ!あれだけお金を持ってるのに。でも、それは彼がどこからはじめたのかが関係してると思う。彼は本当にぜんぜんお金を持ってなかったんだ。そして、彼は今でもお金を持ってないみたいに暮らしている。それは変えられないんだ」

ヤニスの2027年までのトータルサラリーは$458Mになります。他にもナイキなどのエンドースメントがあるので、稼ぎは$500Mを超えているはずです。確かに試合に来る格好はナイキのスウェットなので、あまりムダ遣いはしていないのかもしれません。

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レブロン・ジェームズ

このところ、レイカーズのレブロン・ジェームズの調子が良くありません。この4試合でスリーを19本連続で外していて、この6試合でスリーが10%、FGは39.8%とレブロンらしくない数字です。彼が6試合連続でFGを45%切るのはルーキー以来の事(https://www.espn.com/nba/story/_/id/42748477/lakers-reconsidering-lebron-james-82-game-goal-amid-slump)だそうです。完全にスランプに陥ったと言ってもいいでしょう。

ジェームズは「リズムだ。この3、4試合でリズムがズレたように感じている」と言っていますが、今月40歳になるので心配ではあります。

レブロンらしくない数字はシューティングだけではありません。

Dunc’d onのダン・フェルドマンによると、今シーズン、レブロンの48分でのプラスマイナスはマイナス5.7で、レブロンがいない時はプラス11.1だそうです。
このマイナス5.7はレブロンのキャリア最低で、過去彼が出ている時に負けていたシーズンはたった2回しかなく、ルーキーだった時のマイナス2.2と2021-22シーズンのマイナス2.7だけです。同時に、レブロンが出ていない時にプラスになった事はこれまでのキャリアで一度もなく、ルーキーシーズンではマイナス4.0で、その2021-22シーズンはマイナス3.3と、レブロンではなくチーム全体が悪かったことが伺えます。

しかし、このような20試合でのマイナス83という数字は、レブロンのキャリアでは45番目に悪い数字なため、それほど慌てる事はなさそうです。キャヴァリアーズに所属していた2017-18シーズンの12月〜1月にはマイナス148にまでなった事がありますが、チームはNBAファイナルズに進んでいました。

年が年だけにスランプになると、「衰え」が話題になりますが、たった20日前には3試合連続でトリプルダブルを記録していたので、まだオールスターレベルでのプレーはできると思います。それが20試合続けてはできないというだけかもしれません。夏にはオリンピックにも出場して代表を引っ張る活躍をしていたので、疲労が溜まっているだけかもしれませんし、どこか痛めているのかもしれません。ここはいっそのこと1週間ほど休んで心身ともにリフレッシュしてもらうのはどうでしょう。その間、アンソニー・デイヴィスにがんばってもらうのもアリかもしれません。実際にコーチ陣もレブロンが長期離脱した場合の準備はしているはずです。今後、レイカーズがどのようにレブロンの身体守り、どのようにロードマネジメントしていくかに注目です。

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ワシントン・ウィザーズ

この30年のカレンダーイヤーで、チームが無勝の「月」を過ごしたのはたった3回だけです。

その1回目は2015年のシクサーズで、10/29の開幕から12/2まで勝ちなしでした。このシクサーズの10月の2敗はカウントしないとすると、実質2回になります。

次は2018年で、2月のグリズリーズの0勝10敗と、3月のサンズの0勝14敗がありました。

そしてもうひとつは今年です。しかも、その2回ともウィザーズでした。ウィザーズは2月に0勝12敗を、11月に0勝14敗を記録しています。

去年、28連敗とNBA連敗記録タイという不名誉な記録をつくってしまったピストンズの連敗は2023年の10/28〜12月30だったので、無勝月はぎり1ヶ月のみになります。

現在15連敗中のウィザーズですが、ここまで来たらぜひドラフトでクーパー・フラッグらの未来のスター選手を獲得して欲しいですね。最低でも3位には入らなければ、ファンも報われません。個人的にはルーキーのカーリントンとジョージ、それに2年目のクルバリが好きなので、うまく育てて行って欲しいです。

NBA選手にちなんだペットの名前

ペットのワンコにアスリートからインスピレーションを受けた名前をつける人たちもいるそうで、NBA選手たちの名前もあがってきています。

Roverが100万人以上のデータベースからもっとも人気の犬の名前を調べたところ、今年のアスリートのカテゴリーでのトップ・トレンドは「ブランソン」だったそうで、去年から161%アップ。次は「ウェンビー」で127%アップ。続いては「ウィット」(プロベースボール選手のボビー・ウィットJr.)の111%でした。続いてはNFLのトラヴィス・ケルシーの「ケルシー」が51%アップで、5位はブロック・パーディーの「パーディー」の47%。6位に入ったのはなんと「ブロニー」で32%アップ。他のNBA選手では「ルカ・ドグチッチ」(Luka Dogcic)がランクイン。他には「メッシ」や「ショーヘイ」、「ケイトリン・クラーク」などが人気があったそうです。

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