早大米式蹴球部 日本一への道は遠かった 関西王者・立命大に力負け
【早稲田スポーツ新聞会】記事 沼澤泰平、写真 髙田凜太郎、田部井駿平、沼澤泰平
TDを決めたRB安藤 【早稲田スポーツ新聞会】
リードを11点に広げられ、迎えたこの試合2回目のオフェンス。QB八木義仁副将(政経4=東京・早大学院)からのロングパスをWR角井春樹(文構4=東京・早大学院)がキャッチ。相手ディフェンスを振り切り、そのままエンドゾーンまで駆け抜けTD。攻撃時間およそ20秒で得点を挙げた。ディフェンスで流れを引き寄せたい早大だったが、相手のランプレーに太刀打ちできず。1stダウンを4回更新され、最後もランでTDを決められた。再び11点ビハインドで迎えた攻撃では、QB八木副将からフリーのWR小鮒晴(文4=神奈川・鎌倉)へパスが通ると、ランアフターキャッチで敵陣13ヤードまで一気に前進。しかしその後は1ヤードも進めず、WR平田のFGによる3点止まりで、徐々に点差が広がっていく。続くディフェンスでもランで押される。TDランを許し、13-28となる。攻撃をスリーアンドアウトに抑えられて迎えた前半終盤のディフェンスでは、QBスクランブル、さらにパス中心の攻撃を展開される。自陣37ヤードからの3rdダウン、ここでも相手QBにスクランブルされると、空いたスペースを走られエンドゾーンまで持っていかれた。前半残り30秒で迎えた攻撃では、QB八木副将からWR小鮒のパスプレーを決め、48ヤードのFGを選択。WR平田のキックは飛距離十分だったが、惜しくもゴールポストをたたき無得点。13-35で前半を終えた。
TD後、セレブレーションをするWR角井(写真右) 【早稲田スポーツ新聞会】
相手オフェンスを止めるディフェンス陣 【早稲田スポーツ新聞会】
試合後、整列する選手たち 【早稲田スポーツ新聞会】
コメント
髙岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院)
――今日の試合を振り返って
うちのディフェンスがこんなにやられるとは思わなかったです。本当に立命館さんのハイパーオフェンスに完敗でした。
――相手オフェンスのランを止められませんでしたが、いかがでしたか
想像以上にOLの機動力がありましたし、蓑部君(雄望、2年)と山嵜君(大央、4年)に押し切られて、力負けしました。
――オフェンスは序盤、終盤と良い攻撃がありました
安藤の良いランと八木もパスを通したというところで、そこに光明がありました。ただやはり(相手オフェンスに)時間を使われて、プレー数で78対44と圧倒的に立命館さんの方がドライブしていたので、時間をうまく使われたなと思います。
――関西王者の壁というのは感じましたか
関西王者というよりは、今年強いと言われているチームに対しての課題がまた出たなというように感じました。
――引退となる4年生にはどのような言葉を掛けましたか
今年の4年生は本当に良いチームを作ってくれたので、自分や社会のためになるようなことをこれからも続けていってほしいということを伝えました。
――来季への意気込みをお願いします
今年は4年生中心のチームだったので、下級生がどうやって同じマインドを持ち、さらに強いチームを作るのかというところを学生と一緒に頑張っていきます。
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