フィンランド・レビで今季「開幕」した女子スラロームは、先週のオーストリア・グルグルでの第 2戦を終え、今週は舞台を北米に移し、アメリカ・キリントンで第3戦が行われます。
「Snow Japan」、日本チームは前田知沙樹(株式会社村瀬組)選手がただ一人、出場します。


11月23日(土)グルグルW杯スラローム第2戦は、ミカエラ・シフリンがレビに続き連勝を飾 り、W杯通算99勝目を挙げました。 52番スタートの前田知沙樹選手は、シフリンに+2.95秒の37位で2本目進出はなりませんでした が、30位まで0.54秒と自身最小のタイム差まで詰める滑りを見せました。

「グルグルでは、今までのW杯の中で一番アタックができたと思います。まだ操作が荒いところが ありますが、キリントンでもミスを恐れずに攻め切りたいです。」と、手応えを掴んで第3戦に臨 みます。
グルグルでのレース後、前田選手は蓮見小奈津コーチ、深井拓トレーナーの3人で水曜日に大西洋を渡ってキリントンに入り、日曜日のSLに備えます。


キリントンでは土曜に女子GSが行われ日曜日がSL。ミカエラ・シフリンの大台100勝到達なるか?一番の注目点となっていますが、過去、シフリンはキリントンGSでの勝利がなく、大台到達 は日曜日のSLで達成される可能性が高いでしょう。(シフリンはW杯GS通算22勝でSLは62勝)
上り調子の前田知沙樹選手の初の2本目進出なるか?と共に注目の女子W杯第3戦キリントンSLは 日本時間、12月2日月曜の午前3時スタートです。


なお、今回キリントンの女子GSとSLは J SPORTSでライブ配信がありますので、ぜひご視聴く ださい。



文:田中慎一郎