【私的感想】vsアーセナル プレミアリーグ第11節 11月11日

note
チーム・協会

【【私的感想】vsアーセナル プレミアリーグ第11節 11月11日】

【これはnoteに投稿されたちぇるすさんによる記事です。】
11月11日に行われたプレミアリーグ第11節のアーセナル戦のマッチレビューをしていきます。

スコア:CHE(1)-ARS(1)

得点者CHE:ネト
得点者NEW:マルティネッリ
リーグ戦の成績は同じ勝ち点で迎えたゲーム。どちらも勝てば首位争いに食い込めるが、負けると少し離されてしまうため、負けたくはないゲームだった。展開としては、序盤はチェルシーがボールを握る展開が多かったが、徐々にボールキープは五分に。お互いに強みの両ウイングを抑える形となり、大きなチャンスは少ない試合だったが、局面ごとのデュエルは見応え十分で今シーズンの中でもベストバウトの試合であった。

MOM:ネト(CHE)

90分間走り続けるスタミナに加え、攻撃面ではクロスからのチャンスを演出するシーンが多く見られた。相変わらずクロスの精度とボールの質が高く、現在のチェルシーウイング陣の中だと1人抜け出したようなイメージだ。その上でこの試合の同点弾を叩き込むなど大車輪の活躍。右サイド左サイド問わず活躍ができる点も大きな強みになっている。

1点目:ガブリエル・マルティネッリ(ARS)

右サイドでウーデゴールが持つと、ファーサイドへのクロス。完全にフリーになっていたマルティネッリはワントラップした後、冷静に空いていたニアサイドにボールを流し込み、先制点に成功した。
チェルシーとしては、ギュストが完全にボールウォッチャーになってしまっており、ファーサイドの相手を見ることができず、対応が遅れてしまったことにより、冷静に考える時間を与えてしまった形となった。また、サンチェスもこの場面で大きくニアサイドを空けてしまい、失点となってしまった。

2点目:ペドロ・ネト(CHE)

交代出場で出てきたエンソが中央でボールを持つと、相手はクロス警戒の形を取り、ラインを下げることに。バイタルエリアが空いたことでそこに入ってきたネトにパス。これをワントラップ後、左足を振り抜き、豪快にネットに突き刺した。エンソがいることで相手の守備陣形を変えることができるの能力はやはり魅力的であり、ネトもミドルがあることを証明。ネトはなんでもできてしまう選手なのかもしれない。

各選手の評価(10点満点)

ロベルト・サンチェス 6.0

失点シーンのせいでこの評価にしているが、それ以外は素晴らしいパフォーマンスをみせ、スーパーセーブをいくつか披露。ビルドアップでもこの試合は大きなミスはなく、ビッグマッチではしっかり集中したプレーを続けることができている。

マロ・ギュスト 6.0

サンチェスと同様、失点シーンのせいでこの評価だが、その他のプレーは素晴らしい出来だった。守備においてはマルティネッリを完全に封じ込み、対人で抜かれることはなかった。攻撃面においてもビルドアップの出口として活躍。まれにミスがあったが、ここに関しては慣れていくしかない。
今後、マドゥエケとの連携と、マドゥエケの活かし方をチームとしても確立していきたい。

ウェズレイ・フォファナ 8.0

この試合のパフォーマンスは文句なしだろう。ビルドアップにおいては、パスで繋げないシーンは自分で持ち運ぶ選択肢があることを見せつけ、相手にとっては厄介になったであろう。守備面ではスピードを生かしたカバーリングと空中戦や対人の強さを見せつけ、パーフェクトな内容だった。

リーヴァイ・コルウィル 6.0

所々、良い楔のパスは見せていたものの、ミスパスが少し多くなってしまった印象。彼がそのパスの選択ができる点は唯一無二ではあるため、今後もチャレンジはしてほしい。このような楔をミスなく通せるようになるとワールドクラスへのステップアップも考えられる。

マルク・ククレジャ 8.0

アーセナルのエースであるサカを完封。何もさせなかったことでアーセナルの攻撃はあまり機能しなかった。サカを抑えることでホワイトのオーバーラップの回数も減っており、強みを消すことに成功。言うことなしのパフォーマンスだった。

モイセス・カイセド 8.0

相変わらずの守備性能で前線からディフェンスラインまで縦横無尽に走り続け、ファイトし続けた。彼がいることで中央のスペースを使われた突破はほとんど許すことはなく、相手にとって脅威となり続けた。
調子にムラがなく、気持ちのこもったプレーまでし、キャプテンマークまで巻き始めた彼はもうチームにおいて欠かせない選手だ。

ロメオ・ラヴィア 6.0

ディフェンス面ではウーデゴールを潰し続け、失点シーン以外目立たせることはなかった。失点シーンに関してはウーデゴールを褒めるしかない。ただ彼である必要があるのかについては今後議論しても良い部分かもしれない。エンソとのレギュラー争いは、特別なフィードを持つエンソと、守備性能のラヴィアという構図で相手次第で変えてくる可能性も考えられる。

ノニ・マドゥエケ 6.0

理不尽さを欠いてきた最近のマドゥエケ。チームとしてポケットに誰かが入れるようになってきたことでドリブルコースがなくなるのと、ポケットの選手がフリーなのでそちらを優先して使っている印象。もっとがむしゃらな姿を見てみたいと思ってしまう。ノレば止められない選手とわかっているからこそ調子が顕著に出てしまうのが難点か。ネトが活躍し出した今、スタメンも確定ではなくなってきているので今一度奮起に期待したい。

コール・パーマー 6.5

要所では良いプレーを見せてはいたものの、スーパーではない日だった。彼のスーパーな日を多くみてきたからこそ、この試合は消えてしまう場面が多かったのも事実。実際、パーティーにマークをつかれ、思うようにボールを受けるシーンは少なかった。

ペドロ・ネト 9.0

無尽蔵のスタミナと、ゴールを決め切る力。そしてクロスの精度と質。どれをとってもこの試合一番輝いていたのは明白だろう。クロスの精度では、今のチェルシーの選手の中ではずば抜けた才能を持っており、彼のクロスからの得点が増えるようにジャクソンやエンクンクの動きだしや中の枚数を増やす戦略も今後出てくるだろう。また、調子にムラがないのも特徴的で相手がどんな選手だろうと一定の活躍ができる点も評価したい。

ニコラス・ジャクソン 6.5

序盤はポストプレーに苦しんでいたものの、徐々に調子を取り戻し、ファールをもらえるようになった。また、裏への抜け出しはチームとしてとても大きな意味を持っており、カウンターの起点になれる能力は非常に魅力的だ。あとはゴール前でボールを持った時の強引さを身につけてほしいと感じる場面もあり、今後の成長に期待だ。強引にシュートに持っていく力は今後身につけてほしい。

まとめ

アーセナルのパーティーをフリーマンにさせ、ウーデゴールとライス、サカとマルティネッリはほぼマンツーで潰したことで、大きく崩されるシーンはほとんどなかった。ビルドアップ時のパスミスからのピンチが多いのはこのサッカーをする上で仕方ないのだが、少し多かった印象。最近は3-2に対して4枚ではめてくるチームが増えているため、ここの対策は少し検討していく必要がありそうだ。現状はギュストかパーマーやジャクソンが降りてきての打開となっているが、その時のウイングがまだ連動していない印象。ジャクソン裏まで抜け出す動きなどが今後出てくればコルウィルからのパスや、エンソからのフィードが見れるシーンも増えてくるだろう。代表ウィーク明けは明けはサンチョも戻って来る。ウイング陣はスタメンがなかなか確定しないため、誰か1人化けてくれると大きな強みになりそうだ。これからは下位チームとの対戦が増えて来るため、ここ何試合かとは違った戦い方が予想される。今後のマレスカの戦術が楽しみである。
見出し画像:ソエジマケイタ(キャラ・写真・似顔絵)

※リンク先は外部サイトの場合があります

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

メディアプラットフォーム「note」に投稿されたスポーツに関する記事を配信しています。

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント