M☆Splash!!新メンバーオーディションレポ “人生を変える5分”の使い方

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【©️PLM】

 11月9日、10日の2日間、ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテマリーンズ公式チアパフォーマー「M☆Splash!!(エムスプラッシュ)」2025年度新メンバーオーディション二次審査が行われました。

 一次審査(書類審査)を通過したのは144名。取材をした9日は、約70名の受験者がM☆Splash!!メンバー入りを目指し二次審査に挑みました。

【©️PLM】

 受付と着替えを済ませた受験者たちは、審査会場でウォームアップをしながら思い思いの時間を過ごしオーディションの開始を待ちます。

 審査員が会場に登場し、紹介が終わるとすぐに30分間の規定ダンスの振り入れへ。ダンスをレクチャーしていくのはM☆Splash!!ヘッドコーチの長峰美紀(ながみね・みき)さんです。

 長峰さんが「この振り付けが30分で覚えられないとこの先メンバーになってからキツイです。だからこの30分は集中して!」と声をかけると、受験者たちはより引き締まった表情で「はい!」と力強く返答。まわりの受験者、会場の空気などに気を取られることなく、これからの30分間いかに集中して振り付けを自分のものにできるか。受験者それぞれが今日までに準備をしてきたことが試されるときです。

 規定ダンスの振り付けは、ダブルピルエット、バットマンなどの基礎的なテクニックから、ジャズ、HIPHOPなどの要素が盛り込まれた、M☆Splash!!としてパフォーマンスをするのに必要なレベルの難易度。どんどんレクチャーされていく振り付けに必死に食らいつくも、思うように踊れず自信なさげになっていく受験者、振り付けをすぐに飲み込みパフォーマンスにどんどん磨きをかけていく受験者、そこにはさまざまな表情がありました。

【振り付けをレクチャーする長峰美紀さん(中央)©️PLM】

 振り入れが残り5分ほどとなったころ、長峰さんは受験者たちにこう声をかけます。

「どんなにあがいてもあと5分です。ここで頑張れるか頑張れないか、今みんなの人生が大きく変わろうとしているタイミングなんだよ。それを肝に銘じてこの5分を使わないと後悔する結果になるので絶対に最後まであきらめないでやる!がんばってください」

 受験者たちは、厳しいなかにも優しさが溢れた言葉に背中を押され“人生を変える5分”に再び自らを奮い立たせます。

 30分間の振り入れが終わると、1グループ4名ずつが審査員の前でダンス披露、その後は1名ずつ特技披露と進んでいき二次審査は終了。二次審査通過者は最終審査(WEB面談)へ進み、いよいよM☆Splash!!の新メンバーが決定となります。

 来シーズン、マリーンズの勝利のため力強く華やかなパフォーマンスでZOZOマリンスタジアムを盛り上げるのはいったいどんなメンバーなのか。オーディションを勝ち抜きM☆Splash!!の一員となった新メンバーに要注目です。

取材・文 池田紗里
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