【U18日清食品トップリーグ2024 (女子) 大会レポート】「真面目でストイック」な2年生ガード 京都精華学園 #14 金谷悠加
【©U18日清食品リーグ】
そんなライバル同士の一戦で先行したのは桜花学園。ファーストポゼッションで京都精華学園からショットクロックバイオレーションを引き出すと、攻めては#6 白石弥桜選手(3年/184cm)がインサイドのミスマッチを突いて初得点。その後も順調に得点を伸ばしていきます。対する京都精華学園もセカンドユニットを積極的に起用しながら徐々にリズムをつかみます。前述の2戦同様にこの試合も一進一退の攻防が続き、前半を終えて34-31と京都精華学園が僅かにリードするのみ。
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後半のリズムを作ったのはスターターの5人でしたが、前半でチームのトーンセットに一役買ったセカンドユニットの活躍も勝利において非常に重要な役割を果たしました。中でも2年生ガードの#14 金谷悠加選手(165cm)は短時間で光る活躍を見せました。第2クォーター残り8分24秒に初出場すると、それから僅か1分ほどの間にジャンプシュート2本を決めて連続4得点。後半は出番がなかったものの、4分43秒という限られた出場時間で4得点、3アシストと大きなインパクトを残しました。
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金谷選手は自身の出来について、厳しい評価を下します。そんな金谷選手を間近で見ているのがキャプテンの#4 林咲良選手(3年/165cm)。寮生活で寝食を共にする後輩を林選手は「すごく真面目でストイックな子」と評します。厳しい自己評価からも金谷選手のストイックさが垣間見得ていると言えるでしょう。林選手は続けてこうも話してくれました。
「(金谷は)練習でも試合でも人一倍声を出してチームを鼓舞してくれますし、プレー面でも自分にはないビジョンを持っています。自分でボールコントロールして打つジャンプシュートなどはすごくうまいので、今日も私と交代した後に良いプレーをしていたと思います」
金谷選手も「京都精華学園に入ってから、林さんと堀内桜花さんというすばらしいガードの先輩たちから考え方などを学ばせてもらっています。昨年度はプレータイムはありませんでしたが、練習の中でたくさんトライしたりと学べる部分が多かったです」と先輩ガードから多くを学んでいると言います。現時点では安定したプレータイムを得られているわけではない金谷選手ですが、偉大な先輩たちの背中を追いながら、まだまだ成長していくことでしょう。
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