早大野球部、リーグ戦9年ぶり連覇 優勝決定戦で明大破る

チーム・協会

優勝して喜ぶ野球部 【共同通信】

東京六大学野球秋季リーグ戦優勝決定戦 11月12日 神宮球場

エース伊藤が4-0完封 史上最多48回目となる賜杯

早稲田大学野球部は11月12日、東京六大学野球秋季リーグ戦の優勝決定戦で明治大と対戦し4-0で勝ちました。今春に続き、東京六大学野球の最多を更新する通算48回目の優勝を決め、9年ぶりとなるリーグ戦連覇を達成しました。

早慶戦2連敗で迎えた東京六大学野球14年ぶりの優勝決定戦でしたが、エース伊藤樹(スポーツ科学部3年)が「後ろにいいピッチャーがいる。初回から全力でいこう」と明大打線を寄せ付けない力強い投球を披露。2回裏、中村敢晴(同4年) の適時打で1点を先制すると、5回裏には小澤周平(同3年)と石郷岡大成(社会科学部3年)の2本の適時打で3点を追加しました。伊藤は最後まで危なげない投球を続け、慶應戦でノックアウトされた屈辱を晴らす被安打3、奪三振9という見事な完封劇で早稲田に優勝をもたらしました。

完封した伊藤樹投手 【共同通信】

悲願の日本一へ全力

印出太一主将(スポーツ科学部4年)

整列して効果を歌う野球部。左端が印出主将 【共同通信】

土壇場に強いチームです。2連敗から迎えた優勝決定戦で何としても3連敗を阻止して、明治神宮大会で青学大にリベンジをしたかった。3連敗がどうしても頭によぎる中、野球選手ならば練習でこの気持ちを晴らすしかないと、慶應との2戦が終わった後の月曜日の練習で「このチーム始まってから一番の、最高の練習をしよう」と言い続けました。いい練習をして今日を迎えることができ、それがこの結果に繋がったと思います。目標は日本一なので、春に全日本大学選手権で青学大に敗れた悔しさを、この4年の最後の秋に「日本一」という形で晴らせるように、とにかく一戦一戦、気持ちを出して戦っていきます。

小宮山悟監督(1990年教育学部卒業)

胴上げされる小宮山監督 【共同通信】

おかげ様で無事優勝することができました。ありがとうございます。平常心で臨めと、彼らを信じて送り出しました。見事な試合だったと思います。春は六大学代表として、何とか選手権をとりたいという気持ちで臨みましたが、あと一歩のところで青学大に敗れました。(明治神宮大会も)東都の代表として青学大が出てくれますので、是非決勝で対戦できるように、そして今度こそは六大学の代表として日本一になれるように頑張りたいと思います。
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著者プロフィール

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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