U18日清食品 東海ブロックリーグ2024 女子 大会レポート 中村珠「息の合ったプレーが増えてきた」県立岐阜商業(岐阜県)
【©U18日清食品リーグ】
前半は中村珠選手と小倉真奈美選手のフロントコートコンビが「リバウンドなど泥臭いプレーが強み」と語った言葉通り、インサイドで身体を張ってゴール下で得点を積み重ねます。さらに彼女たちのキックアウトからエースの西尾南美が3ポイントシュートを射抜くなど、中外のバランスが良いオフェンスで38-29とリードして前半を折り返します。
しかし後半は、四日市メリノール学院の強烈なゾーンプレスの前にボール運びに苦戦。ターンオーバーから走られる展開に持ち込まれて点差を詰められ、第4クォーターの最後にブザービーターを決められて延長戦に持ち込まれます。最終的には80-74で競り勝ちましたが、手応えと課題を得た45分間になりました。
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延長に持ち込まれる厳しい展開でも、再び相手を突き放して勝利を収めたのは大きな収穫です。「私たちは岐阜県では岐阜女子に勝てなくて県2位です。コーチからはいつも『県1位と県2位のチームには大きな差がある』と言われていて、その差を埋めようと頑張ってきました。だから三重の1位の四日市メリノール学院を相手に、延長になっても下を向かずに気持ちを切り替えて、自分たちの強みであるディフェンスにもう一度フォーカスして勝てたのは自信になります」と中村選手は話します。
中村選手は「U18日清食品 東海ブロックリーグ2024」を戦っていく中での成長について「個人の課題についてはまだまだですが、チームプレーをもっと確立するという目標に対して、前の試合よりも連携が深まり、息の合ったプレーが増えています」と、チームの成長を語ります。
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しかし、チームの成長については「今日のような戦いぶりでは全国で勝つのは難しいです。県1位のチームとの差は依然として大きいです」と辛口評価。「だからこそ、この時期に目の前の勝ち負けではなく、失敗も含めていろいろな経験を積み重ねていくことが大切です。そういう意味で、試合後の選手たちには『今日は5分長く試合ができて良かったね』伝えました。特に下級生にとってはこの大会で経験値がすごく上がっています」
10月14日には県立いなべ総合学園(三重県)に勝利して、4勝目を挙げました。過去2年の「U18日清食品 東海ブロックリーグ」ではいずれも2勝に終わっていただけに、チームは自信を増しています。
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