【BOATRACE】A2級勝負中の楠原正剛が予選1位 「ここまで来たら優勝」と夢広がる! 蒲郡
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前日の2日目は終日雨が降り続くコンディション。風速は2メートル以下だったが風向が定まらず、レーサーたちはスタート勘の修正に悩まされていた。決まり手は1Rこそ1コースの鋤柄貴俊が2マーク差し返しで抜いたが、2R以降はイン受難が続いた。最終的に逃げが決まったのはなんと12Rの1本のみ。差しが最多の5本、まくり差しが3本、抜きが2本、まくりは1本だった。配当もハネ上がり、3・4・5Rで3連単万舟券が3連発。その後も8・9Rで飛び出し、合計5本の大乱舞だった。
シリーズリーダー争いは、A1級勝負駆けの前田翔とA2級勝負駆けの楠原正剛でマッチレース。得点率10.33で両者が並んだが、1着本数の差で楠原正剛(福岡出身・福岡支部38歳)【冒頭の写真】に軍配が上がった。ボーダーは15位タイの6.33に藤生雄人、中里英夫、山崎哲司、君島秀三、松下直也の5人が並び、松下が次点に泣いた。
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準優ラストの11Rは、楠原正剛が予選3連勝でトップの座を勝ち取った。2日目4Rは2マーク大逆転で1着。「あんな展開になるとは思いませんでした」と本人もびっくりしていた。A2級の方も3日目の2走をはじめ、中間着以上にまとめれば間に合いそうだ。「直前(芦屋)のフライングでA2は無理だと思ったけど…。こんなこともあるんですね。ここまで来たら優勝したいです」と胸の内を明かした。楠原は2018年5月に江戸川で初優勝(4コースまくり)。そこから6年5カ月も遠ざかっているが、このチャンスを最大限に生かしたい。現在B1級だが、A2級の経験は豊富だ。
準優3個レースのメンバーは次のとおり。
<蒲郡 3日目 9R 準優勝戦>
1枠 永井 源 (福岡・愛知)
2枠 豊田健士郎 (三重・三重)
3枠 丹下 健 (愛知・愛知)
4枠 抹香 雄三 (広島・広島)
5枠 藤生 雄人 (群馬・群馬)
6枠 中里 英夫 (栃木・群馬)
※()内は出身・支部の順
<蒲郡 3日目 10R 準優勝戦>
1枠 前田 翔 (愛知・愛知)
2枠 三角 哲男 (千葉・東京)
3枠 松本 庸平 (三重・三重)
4枠 福田 宗平 (大阪・大阪)
5枠 貫地谷直人 (広島・広島)
6枠 山崎 哲司 (愛知・愛知)
<蒲郡 3日目 11R 準優勝戦>
1枠 楠原 正剛 (福岡・福岡)
2枠 鋤柄 貴俊 (愛知・愛知)
3枠 藤田 浩人 (佐賀・佐賀)
4枠 坂口 周 (三重・三重)
5枠 中村 裕将 (埼玉・埼玉)
6枠 君島 秀三 (滋賀・滋賀)
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