圧倒的な強さを見せた大宮の昇格と優勝が決定。2位の今治は3位の富山との差をわずかに広げる【マンスリーレポート(10月):明治安田J3】

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明治安田J3リーグは10月に第31節から34節までの4節分が開催された。

首位を独走していた大宮は32節の福島戦で勝利を収め、6試合を残して昇格が決定。翌33節には2位の今治との直接対決で引き分け、優勝も決めている。

今季の大宮は開幕から12戦無敗を記録するなど早い段階で独走態勢を築くと、その後も安定した戦いを継続。21節からは8試合連続でクリーンシートを達成するなど堅守が際立ち、ここまで63得点もリーグトップを記録する。攻守に渡って隙のない戦いを見せた大宮が、他を寄せ付けない圧倒的な強さを見せつけ、1年でJ2復帰を決めている。

残されたひとつの自動昇格争いは今治が優位に立っているものの、10月は1勝2分1敗と思うように勝点を伸ばせなかった。しかし3位の富山がひとつの勝利も挙げられなかったことで、両者の勝点差はわずかに拡大した。

プレーオフ出場争いは、まるで読めない状況となっている。前月終了時で4位にいた沼津、5位の北九州が躓いた一方、9位だったFC大阪が3勝1敗で9ポイントを積み上げ、一気に5位に浮上。3勝1分と無敗で乗り切った鳥取、同じく3勝を挙げた岐阜と、中位チームも巻き返しを図っており、混戦模様に拍車がかかっている。

4位の沼津から14位の岐阜まで、11チームが6ポイント差の中にひしめいており、いずれのチームにもチャンスはある。残り4試合で戦局はどのように動いていくのか。最後まで目が離せない戦いが続いていきそうだ。

一方で下位に目を向けると、17位の長野、18位の奈良、20位の岩手が勝利を挙げられず、19位のYS横浜も1勝3敗と浮上のきっかけを見出せなかった。

なかでも4戦全敗に終わった岩手は、次節で引き分け以下に終わると、19位以下が確定する状況にある。残られた4試合で意地を見せたいところだ。

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