【BOATRACE】「フルかぶりの全速しかない!」と桐生順平が峰竜太をまくり撃破し地元SG初V 戸田ダービー

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 ボートレース戸田では27日に「SG第71回ボートレースダービー」(優勝賞金4200万円)のシリーズ最終日を迎え、優勝戦が12Rで行われた。ボートレースダービーは1年間の勝率上位者が選ばれており、一走一走、1つでも前へという姿勢がなければ出られない。今大会の優勝戦メンバーは1枠から峰竜太、毒島誠、桐生順平、関浩哉、佐藤翼、馬場貴也の6人。ボート界屈指のスピードレーサーがずらりと集結した一戦となった。

 進入は枠なり、3対3の並び。追い風2メートルの微風。スタートは1枠から順に13、14、16、12、17、20。トップタイミングは関だったが、スリット後は伸び切るまでいかず、1コースから不足なしのスタートを切った峰が1マーク先制態勢へ。

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 しかし、その峰に間髪入れずの全速で襲いかかったのが3コース地元の桐生順平(福島出身・埼玉支部38歳)【写真4枚】だった。「勝つには、フルかぶりの全速しかないと思っていた」という信念のハンドルでまくり一撃。見事1コースの峰を引き波に沈めて、そのまま歓喜の優勝ゴールへと突き進んだ。2着はまくり差しから2マークで毒島誠を差しさばいた佐藤翼。3着は峰に競り勝った毒島誠。何と関東勢でSG表彰台独占の快挙となった。3連単は3-5-2で4万8420円の69番人気だった。

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 勝った桐生順平は2017年の住之江グランプリ以来で約7年ぶり、4回目のSG制覇。デビュー18年目にして悲願の地元ビッグタイトル奪取を成し遂げた。「この場に立てていることが夢のようです。うれしすぎます、最高です」と普段はクールな男が僅かに目を潤ませてインタビューに答えた。

 「今節は自分にプレッシャーをかけていた部分もあるんですが、きょうは逆にリラックスして臨めました。(1マークは)体が勝手に動いた感じなんですけど、本当によかったです。完璧でした」とレースを振り返った。ダービーを勝ったことにより、桐生順平の今年の獲得賞金は1億1827万7333円。トップの馬場貴也に次ぐランキング2位へと浮上し、12月住之江のグランプリ出場は当確に。

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 今後に向けては「本当に皆さんのご声援のおかげで勝てたと思います。やっぱりグランプリをめざして1年間ここまでやってきたので、グランプリは皆さん、遠くからでもいいのでぜひ応援してください」とファンへの感謝とともに、暮れの大一番での活躍を誓った。

 桐生順平はこのあと、30日間のフライング休み期間を経て、11月29日からの蒲郡一般戦に出場予定。

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