戸田ボートレースダービー優勝戦 舟足と地元の優位性を生かす佐藤翼
1号艇 峰 竜太(SGV6)「バランスが取れた舟足だが、一番いいのは出足」
2号艇 毒島 誠(SGV8)「調整が合えば、上位級あり、特に行き足がいい」
3号艇 桐生順平(SGV3)「かかり=グリップ感がある。伸びは上位がいる」
4号艇 関 浩哉(SGV0)「出足は仕上がっており押し感は◎。操縦性も◎」
5号艇 佐藤 翼(SGV0)「ターン出口からの押しが良く、乗り心地もいい」
6号艇 馬場貴也(SGV5)「初日のターン足はないが、道中勝負できる舟足」
ディフェンディングチャンピオンの峰竜太は、「モーター評価を高くする傾向がある…」と自己分析するように強気の発言が多い。トップクラスの舟足であることは間違いないが、他を圧倒するほどではないとみていいかもしれない。
また、SGタイトルホルダーの毒島誠・桐生順平・馬場貴也も調整面にテーマがありそうだ。
一方、SG初優勝に挑戦する関浩哉・佐藤翼の2人は、仕上がりに満足しており楽しみ。特に注目されるのは地元の佐藤翼(埼玉出身・埼玉支部36歳)【写真2枚】である。
事実、今シリーズの平均スタートタイミングはコンマ09。トップスタート2回を含め、発順は2.8とキレキレだ。
常に艇団の前方にいる状況やコース幅が狭くスタート先行艇に有利な水面特徴を考えれば、得意のまくり差し展開が見えてくるのは当然。地元ファンならずとも期待したくなるというものだ。
小中高すべての年代で全国制覇を経験。高校在学中の2001年には日本代表となり、以降、オリンピック・世界選手権・ワールドカップの3大大会すべてに出場した経歴を有するアスリートは、力感あふれるアタックを武器にしたことから「パワフルカナ」と呼ばれていた。
その一方、周囲を思う優しさで他者を助けてきたのは多くが知るところ。それが現在の、子どもたちを支援する活動につながっているのだ。
その大きな視座にボートレース競技がどう映るのか、ぜひ注目したい。
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