〔Fancl Classic/前日〕満身創痍の中嶋常幸が今季2戦目へ特別な思い「ときどき中嶋らしいプレーを見せたい」
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ーーー 大会前日 ーーー
「本当だったら1試合も出られない。ヒザ、肩だけでなくリウマチ性の病気もあるから常に痛み止めを飲まないといけない。だけど自分の中の思い入れが強い試合には出たい。日本シニアオープンは今年100周年だったし、このファンケルクラシックはシニアの面白さを一番最初に分からせていただいた試合だしね」。
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中嶋がスポンサー契約を結ぶキリンホールディングス株式会社は、9月12日に株式会社ファンケルへのTOB成立を発表。ファンケルがキリンの完全子会社となった。中嶋にはホストプロとしてギャラリーを喜ばせたいという思いがある。それこそが、『シニアの面白さ』につながる。
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ちなみに、中嶋が他に出場したいと考えているのは太平洋クラブ御殿場コースで行われる「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」(※今年は太平洋クラブ軽井沢リゾートで開催)と「日本シニアオープン」の2試合。「マルハンは2日間競技だし、カートに乗せてくれるからね」。今大会は歩きでのプレーだが、マルハンカップ 太平洋クラブシニアはカートに乗ってプレーすることができる。
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今大会は17回目の出場でまだ優勝はない。「存在感を出すのはとても無理なので、ときどき中嶋らしいなというプレーを見せられればいいなと思っている。とにかく楽しいプレーを見せてあげたい」。昨年は8月開催で熱中症により第2ラウンドスタート前に棄権している中嶋。涼しい10月開催となった今年は、最終日の20日に迎える自身70回目の誕生日まで、笑顔で完走を目指す。
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