<重賞レース分析>東京盃は、馬齢や馬格が明暗を分けるポイントに!
全国のスプリンターたちが集結し、自慢のスピードを披露する注目のレースだ。11月に行われる「JBCスプリント」の行方を占う意味でも大切な一戦となり、TCK所属のフジノウェーブをはじめ、ラブミーチャン、キタサンミカヅキなど地方所属馬の活躍も目立つ。
ここでは東京盃過去10年の結果から、レースの傾向を分析する。
レース情報
第58回 東京盃(JpnII)
発走日程:2024年10月3日(木)20:10発走
距離:1,200m
第57回優勝馬:ドンフランキー号 【東京シティ競馬】
■8番人気以下の馬は3着以内なし
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「JRA」所属馬が優勢
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■4歳以下・9歳以上の馬は不振
【馬齢別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第51回(平成29年)以降の過去7年に限ると、4歳以下の馬は[3-0-0-20](3着内率13.0%)、5~8歳の馬は[4-7-7-44](3着内率29.0%)、9歳以上の馬は[0-0-0-9](3着内率0.0%)である。9歳以上の高齢馬はもちろん、比較的若い4歳以下の馬も、扱いに注意するべきだろう。
■負担重量の重い実績馬は堅実
【負担重量別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■前走好走馬が中心
【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第51回(平成29年)以降の過去7年に限ると、5着以内の馬は[6-6-7-44](3着内率30.2%)、6~7着の馬は[1-1-0-17](3着内率10.5%)、8着以下の馬は[0-0-0-12](3着内率0.0%)である。大敗直後の馬は過信禁物と見ておきたい。
■馬格も見逃せないポイント
【前走の馬体重区分別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第51回(平成29年)以降の過去7年に限ると、480kg未満の馬は[0-1-0-21](3着内率4.5%)、480kg以上510kg未満の馬は[2-1-3-33](3着内率15.4%)、510kg以上の馬は[4-5-3-18](3着内率40.0%)、「記録なし」の馬は[1-0-1-0](3着内率100.0%)、「計測不能」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。直近の競走成績をチェックする際は、当時の馬体重にも注目しておくべきだろう。
TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。
<伊吹雅也>
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