9/5~9/8マリーンズ戦を振り返る

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チーム・協会
【これはnoteに投稿されたまーさんによる記事です。】
前カード振り返り

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はじめに

前カードではバファローズにホームで1勝3敗。最近投手力が復活し、得点力を不足をカバーしながら勝ち星を重ねてきている相手に、チャンスで1本が出ずに敗れ続けてしまいました。正直、非常に痛い。せめて、2勝2敗で乗り切ってほしかったというのが本音です。
今カードも4連戦。ビジターでのマリーンズ戦です。2.5差で追う3位チームとのガチンコマッチ。ここはバファローズ戦での失敗は許されません。最悪2勝2敗、何とか3勝1敗にもっていけるようなゲームを展開してほしいと切に願うばかりです。

ゲーム展開振り返り

第1戦 1-3 敗戦

藤井ーカイケルのマッチアップ
マリーンズは2回に友杉のタイムリーで先制しますが、イーグルスも直後の3回に辰己の内野ゴロの間に追い付きます。
マリーンズはすかさず直後の3裏にソトが勝ち越し2ラン。結局これが決勝点となり、その後は両投手陣が踏ん張って無得点で終了。イーグルスは大事な初戦を落としました。

勝敗を分けた場面8表のチャンスでの武藤の盗塁死、これが頭痛かったですね。ベンチからのサインだったのか、個人の判断だったのか分かりかねますが、とにかくアウトになるのだけは避けたかった…。
ただ、あそこで盗塁するなとは思いません。100%成功しなければいけない場面だったのでそこを見極める眼を養ってほしいなと思います。

第2戦 2-1 勝利!

早川ー西野のマッチアップ
序盤3イニングはスコアレス。試合が動いたのは4回、イーグルスは安田のタイムリーで先制します!更に6回には『眠れる5億』浅村のソロでリードを2点に広げます!
先発早川はマリーンズ打線を3安打に抑え込むナイスピッチングで9回へ。完封目前の9回2死1塁からソトにタイムリーを打たれて1点差となり、ここで則本へスイッチ。則本は高部をしっかり抑えて何とか逃げ切りとなりました!

勝敗を分けた場面早川の投球に尽きる試合だったわけですが、特に7回ですね。そろそろイニング疲れが見えてもおかしくない中、先頭の藤原に安打を許してポイントゲッター達に回るところでした。が、1塁から動かす事無く後続3人を抑えてピンチにさせなかったのが素晴らしかったです。

第3戦 4-1 勝利!

岸ー小島のマッチアップ
イーグルスは初回に浅村の2ランで先制!4回には裕季也のソロHRで加点します。先発の岸さんは5回までノーヒットピッチング。6回に初安打を許す等してピンチを招きましたが、見事に凌いで無失点投球。
7回はベンチ外の翔天の代わりに弓削と翔太を投入も、中村にタイムリーを浴びてリードは2点に。
イーグルスは9回に安田のソロHRで貴重な追加点をあげ、最後は則本が締めて連勝!まずは最低限のこのカード2勝目を勝ち取りました。

勝敗を分けた場面初回のイーグルスの攻撃ですね。立ち上がり不安定な小島を攻めて浅村が今季初の2試合連発!結局小島は終始不安定な投球で裕季也にもHRを浴びて5回で降板となりました。浅村のHRは正にゲームの主導権を握った形となりました。

第4戦 5-9 敗戦

内ー佐々木朗のマッチアップ
イーグルスは初回に佳明のタイムリーで先制しますが、3回にマリーンズは藤原と小川のタイムリーで逆転します。
イーグルスは5回に小郷と佳明のタイムリーで逆転しますが、その裏マリーンズは藤原・ソト・ポランコのタイムリーで4得点し再逆転。7回・8回も両軍共に得点を取り合うシーソーゲームとなりましたが、最後はマリーンズがイーグルスをうっちゃる形で振り切り、このカード2勝2敗のタイで終えました。

勝敗を分けた場面得点機会が両軍沢山ありましたが、やはり5裏のマリーンズの逆転のところでしょうね。前進守備ではありましたが、浅村あそこは捕って捌いてほしかったです。8回にも翔太の失策からソトの2ランが生まれましたが、大事なゲームでの失策は致命傷になります。

個人成績

救援投手

 則本 2試合1.1回2安打0四球0奪三振0失点19球 2S
 藤平 1試合1回0安打1四球1奪三振0失点23球 1H
鈴木翔 登板無し
渡辺翔 3試合2.2回3安打2四球0奪三振1HR2失点(自責0)23球 1H
 酒居 1試合1回2安打0四球0奪三振0失点21球
  宋 2試合2回4安打0四球2奪三振1失点28球
 弓削 2試合1回3安打0四球2奪三振1失点29球
 高田 登板無し
 宮森 登板無し

・翔天がベンチを外れる試合もありましたが、結局この4試合登板無しとなりました。特に報道が無く(ちょっと私は目にしてませんが、何か記事あるでしょうか?)原因が分かりませんが、体調でも崩したんですかね。

・昨年に続いて翔太を投げさせ過ぎだなと。特に今季は安定感が無いので、尚更傷口が広がりそうで見ててあまり良い気がしません。

・ここのところ弓削の登板も増えています。今回は翔天の欠場も要因としてありましたけどね。そうは言ってもなかなか上手く火消しも出来ていないので、翔太の過起用も含めて改めて物量的に足りてないなと実感させられました。

先発投手

藤井 6回8安打0四球3奪三振1HR3失点107球 QS達成 黒星
早川 8.2回4安打1四球6奪三振1失点126球 HQS達成 白星
 岸 6回2安打2四球2奪三振0失点86球 QS達成 白星
 内 4.1回6安打2四球3奪三振6失点(自責5)62球 黒星

・中5日での先発となった藤井ですが、一定の仕事は果たしたと言って良いでしょう。ただ、ソトに打たれたボールは完全に打ってくださいボールの失投だったので残念。痛恨の1球でした。また、追い付いた直後というのも印象が悪かったですね。
今回もゴロアウトが多く、全体的には低めに集まっていたと思いますし、4回以降はよくぞ持ち直しました。なので尚更ソトへの1球が…。

・早川は文句無しの投球で球団史上初の左腕二桁勝利を達成しました!
この日良かったのはカウントを悪くした時や安易にストライクを取りにいきにくい状況の際にカーブでサクッとストライクを稼げたのが非常に助けになったんじゃないかなと。
全体的には直球に力強さがあり、変化球で第1ストライク、第2ストライクを直球でファールを打たせ、更に直球を見せ球にしてスライダー・カット系やフォーク・チェンジアップ系で打ち取るパターンがハマっていましたね。

・岸さんは5回まで無安打投球でした。良かった時同様フライアウトが多く、ポップ成分の多めの直球がいっていた証拠でしょうか。岸さんにとっては追い風になったマリンの風。10年前にノーノーした時の感覚が蘇ったのかもしれません。
また、マリーンズの早打ちにも助けられて球数管理もバッチリでした。今季はマリーンズ戦で0勝2敗、いずれも7回前後で4失点でしたがこの日は見事に役割を果たして白星。チームを連勝に導いてくれました!

・4回までは球数管理も良く、2失点でまずまずかなと思われた内でしたが、5回に崩壊してまたも勝利投手目前でKOとなりました。鬼門の5回、先頭打者に長打を打たれて余裕が無くなってしまいましたね。浅村のトンネルもあり、一気にテンションが下がったでしょうか。4回まではいつもの直球・スプリットに加えてカーブやスライダー系のボールも上手く混ぜながら投球出来ていたのが良かったと感じます。

主な野手

  小郷(15-4)0打点4四球4三振2盗塁
 小深田(16-3)0打点1四球5三振1盗塁
  辰己(14-4)2打点3四球1三振2盗塁
  浅村(14-3)2HR3打点3四球4三振
  阿部(8-1)0打点1四球1三振
  安田(14-4)1HR2打点0四球5三振
 伊藤裕(6-2)1HR1打点3四球1三振
  村林(10-1)0打点0四球1三振

・大爆発した選手はおらず、依然『好調』な選手はゼロ。大量得点は見込めない状況が続きます。

安田がここにきてスタメンに定着。タイムリーにHRとこのカードでは比較的良い意味で目立った活躍をしてくれました。古謝の時はマスクを被るんでしょうが、それ以外ではDH起用とバファローズの森的な起用に残り試合結果で応えてほしいなと思わずにはいられません。不振のフランコの穴を埋める活躍に期待。しかし茂木が復帰したらどうなるのか…。

・浅村にようやく良いペースでHRが生まれるようになりました。今季初の2試合連発でいずれも勝利に大きく貢献。もうここまで来たら彼と心中するしか道は残されてないので、せめて残り1ヶ月、開き直って豪快な打撃を見せてほしいものです。

・ツープラトン起用のポジションが見えてきましたね。阿部ー大地、裕季也ー佳明、そして4戦目を見ると一輝ー剛も今後もしかしたらあるかもしれません。特に左翼の2人はどちらもこのカードで結果を出したので、もう少しこの形での起用になりそうですね。
島内や豪郎は年俸ダウン口実のためにもう出場機会は得られないと思うしかありません。

総評

『最低限の2勝2敗』と言いたいところですが、正直これで済んで良かったなーというのが私個人の本音です。1勝3敗が良いとこだろうと思っていたのでよく頑張れているなと思っています。
特に3戦目、岸さんが苦手マリーンズ打線を克服し、打線も長打不足が嘘のように3本のHRが飛び出して快勝。良いゲームでした。4戦目も佐々木朗希くんのリズムを崩して5回までに3得点。あのまま逃げ切っていたら最高でしたけど、まだそこまでの力は無いようです。
今江監督も4戦目の後に総括していましたが、やはり先発がゲームを作ればどうにでもなるんですね。今後も基本的には先発の出来に注目するゲームが続いていきそうです。たまには打線がカバーしてネ☆
安田・佳明・裕季也といった新顔の活躍と共に浅村に少し復調の兆しが見えたのは収穫でしょう。これを何とか継続させたいですね。

次カードに向けて

次は月曜の休養日を挟んで、ホームに戻ってホークスとの2連戦、そして木曜はベルーナドームでライオンズと1試合行う変則3連戦となります。先発予想はイーグルスが古謝ー藤井ー瀧中、ホークスが石川ー大関、ライオンズが松本航でしょうか。
藤井と瀧中の今季の成績等を考えると、ここはまた藤井が中5日でいくのではと考えますが果たして…。マッチアップする相手の先発を見ると、そこまで辛い相手ではないので打線は奮起してほしいなと思います。ホークスに関してはブルペンAチームが非常に苦しい状況にあるので、多少ビハインドでも十分どうにかなります。ここは3試合合わせて2勝1敗以上はマスト、やりようによっては十分3連勝を狙えます。ここからはもう全てが『This Game』。一戦必勝で戦っていきましょう!

ここまでの勝敗 59勝3分59敗
昨年の121試合終了時点(9/11時点) 59勝1分61敗

CS争い(9/9現在)
ファイターズ 65勝8分51敗 ーー 残19
マリーンズ  62勝6分57敗 4.5  残18
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イーグルス  59勝3分59敗 2.5  残22
バファローズ 58勝3分64敗 3.0  残18

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