【日本シニアオープン選手権・第4R】横尾要は惜敗も「4日間、本当に楽しかった」

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自分は粘って粘って、さらに粘るゴルフ

【難しいセッティングは大好きだと語った横尾要】

敗れたあと、横尾要は、とても清々しい表情をしていた。
内心は、どこかで悔しさもあっただろうけれど、でも本人には、ある種やり遂げた満足感も含んでいたからだ。「ほんと久しぶりの優勝争いですからね」と、本人もいつ以来かすぐに思い出せない。片山晋呉、宮本勝昌とは同級生。学生時代から一緒に戦ってきた仲間でもある。「でも彼らと僕とは雲泥の差ですよ。僕はアマチュアにほんの少し毛が生えたようなものですから」と謙遜する。こういうところも学生時代と変わらない。

「でも、この4日間。ほんとに楽しかった。それは本音です。この歳になってこういう(優勝争いの)経験ができたのですからね」
最終ラウンド。前半の4、5、6番と連続バーディをもぎ取った。いきなりトップに躍り出た。「内心……内心ですけどひょっとしたら勝てるのかもって、チラついた瞬間もありましたよ」と正直に教えてくれた。9番でボギーのあと、後半に入って、バーディがなかなかとれない。13番でボギー。さらに17番でもボギーを叩き、首位に2打差の3位にとどまった。

「惜しいという気持ちも当然ありますけど、ここまで出来たんですよ。もともと、こういう難しいセッティングは大好きなんです。粘って粘って、さらに粘るゴルフが僕なのですからね」と横尾は、語った。今後のシニアツアーで、横尾の活躍が期待できる。
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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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