腕力?下半身?ゴルフで『飛ばし』のエンジンになるのはどこ?

Gridge(グリッジ)

【(c)unsplash】

私たちにはエンジンは付いていませんが、筋肉と関節というとても素晴らしい機能を果たす身体を持っています。

しかし、同じような体格の方でも飛距離には差があります。

ゴルファーならば誰もが憧れる『飛ばし屋』の称号!

では、その『飛ばし』のエンジンにあたるのは、私たちの身体のどこになるのでしょうか?

腕の力はおススメできません……

欧米人や年齢が若いゴルファーの一部には、腕力でも飛距離を出せる方はいます。腕の力を上手く使っているトッププロもいます。

しかし、上腕の筋肉は身体の中では大きい訳ではありません。もっと大きな力を出すことができる部位があります。

そして、上腕は最も器用な指先に近く、動きの自由度が大きいためあらゆるミスの誘引になります。

石川遼プロの長期に渡るスランプの要因に、上半身強化のトレーニング偏重によって下半身とのバランスが取れなくなったことを挙げる方もいます。

腕力を飛ばしのエンジンにすることは、特にアマチュアの場合は回避したほうが良いと思います。

パワーの源!

正しい姿勢で写真のようにハーフスクワットをすると、お尻と太腿の筋肉を使います。

この部分が、『飛ばし』のエンジンに最も相応しいと思います。

この部位の筋肉は大きく、とても強い力を出すことができます。

また、不器用な部位でもあるので、腕と違って動きの自由度はありません。

裏を返せば、正しい動きをしみ込ませると、何度でもその動きを繰り返しやすいというメリットがあります。

プロ野球選手もホームランバッターは皆、大殿筋と大腿筋が発達しています。

『飛ばし』のメインエンジンは、お尻と太腿と思います。

補助エンジン!

パワーとともに柔軟性が欲しいのは、肩甲骨周りの筋肉です。

大きなバックスイングとフォロースルーのためには欠かすことはできません。

この部位のトレーニングで特に注意が必要なのは、柔軟性と両立させることです。

また、前傾姿勢を維持することや強い捻りを生むためにも腹筋と背筋の強化は必須です。

まとめましょう。

『飛ばし』のメインエンジンは、お尻と太腿の筋肉です。補助エンジンは、肩甲骨周りの筋肉と腹筋・背筋です。

これらのエンジンをスムーズに動かすために、柔軟性も身に付けるとプラスが大きいと思います。

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