【BOATRACE】自らの記録更新で当地周年V7へ“王者”松井繁が逃走 津G1ツッキー王座決定戦

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 ボートレース津の「G1開設72周年記念 ツッキー王座決定戦」(優勝賞金1200万円)は11日、最終日の12Rで優勝戦が行われる。

 開催5日目の10日を振り返ると、無風か追い風2メートル以下のコンディションだった。決まり手は静水面だったこともありインが幅を利かせ、逃げが11本、差しが1本。配当面は3連単の3ケタ配当が4本、中島孝平が2コースから差し切った7Rで3連単万舟券が飛び出している。

 準優第1弾の10Rは、磯部誠(愛知出身・愛知支部34歳)【写真下】が1コースからコンマ07を決めて逃げ切った。2着は3コースの上條暢嵩が握りマイから2マークで坪井康晴を冷静に差して優勝戦にエントリー。1着の磯部は「リングを換えてプロペラも調整していったけれど、気持ち良く乗れない感じですね」と課題の出足関係が改善されず渋い表情。それでもストレートは悪くないだけに「優勝戦までにしっかり仕事をして間に合わせたいです」と話した。

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 続く準優11Rは、地元の松尾充が1コースからコンマ05のトップショットで逃げ態勢を築いた。2コースから宮之原輝紀が一番差しで2着をキープして優勝戦へ駒を進めた。1着の松尾は「ホッとしました」と安堵(あんど)の表情。初のG1準優での1枠に「緊張しました」と吐露した。「少し上体は起こしたけれど、いいスタートが行けました」と振り返ったように、今シリーズは7走してゼロ台が6走と誰よりもつかめている。仕上がりについても「4日目のままで、行き足が良くてターン回りもいいし、満足しています。スタートに関しても自信を持って行けています」ときっぱり。「優勝だけをめざして精いっぱい走ります」とボルテージが上がっていた。松尾と宮之原の2人はG1初タイトルに挑戦する。

 準優ラストの12Rは、スロー3艇がゼロ台の踏み込み。絶好枠の松井繁(大阪出身・大阪支部54歳)【冒頭の写真】が1コースから先制。差した宮地元輝、握った池田浩二を寄せ付けず押し切った。2着争いは宮地が池田を振り切り最後の優出切符を手にした。

 優勝戦のポールポジションをゲットした松井は「出足系で伸びは普通ぐらいだと思う。回転さえ合えば出足や行き足はいいですね」と振り返った。松井は通算143V中、G1は59勝、津ではG1を8回も優勝しており、周年記念は優勝6回(断然の歴代最多)を飾っている。また、10日終了時点で今年の賞金ランキングは16位とグランプリ出場へ優勝賞金の1200万円を加算させておきたい。ただ、3枠の磯部は28位、4枠の宮之原は32位、5枠の宮地は12位、6枠の上條は13位とそれぞれが賞金を上積みさせたい状況。

 優勝戦メンバーと、通算の全国G1以上優勝実績は次のとおり。

<津 最終日 12R 優勝戦>
1枠 松井  繁(大阪・大阪)SGV12 G1V59
2枠 松尾  充(三重・三重)SGV0 G1V0
3枠 磯部  誠(愛知・愛知)SGV1 G1V4
4枠 宮之原輝紀(東京・東京)SGV0 G1V0
5枠 宮地 元輝(佐賀・佐賀)SGV1 G1V1
6枠 上條 暢嵩(大阪・大阪)SGV0 G1V3
※()内は出身・支部の順

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