U18日清食品 東北ブロックリーグ2024 男子 大会レポート 越田伊吹「優勝して、これまでと違った景色を見たい」八戸学院光星(青森県)

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【©U18日清食品リーグ】

昨年の「U18日清食品 東北ブロックリーグ2023」で2位の成績を収めた八戸学院光星。この数年で急激に力をつけており、留学生のオクポ サムエル アラグバイ選手が加入した今年は、6月の東北大会を初制覇し、インターハイでは初のベスト16へと進出しました。初づくしの八戸学院光星は「U18日清食品 東北ブロックリーグ2024」でも初優勝を目指して戦っています。

佐々木彰彦ヘッドコーチは、東北ブロックリーグに出場する意義と今大会のテーマをこのように語ります。「今まではインターハイが終わったこの時期はモチベーションを保つことが難しかったのですが、昨年から『U18日清食品 東北ブロックリーグ』という目標ができました。去年は『U18日清食品 東北ブロックリーグ2023』で2位になったことが今年の成長へと繋がり、『自分たちのやってきたことは間違いではない』という自信もつきました」

「自分たちの課題をチェックしながら対戦チームへの準備をして取り組むことで、良い経験を積めます。今大会のテーマとしては、ピック&ロールに対しての守り方やバリエーションを準備し、下級生の新戦力を試していきたいです」

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そんな成長著しい八戸学院光星のリーダーとなるのが、キャプテンの越田伊吹選手です。越田選手は司令塔としてアグレッシブなゲームメークを展開し、勝負強さを生かした得点力でチームを引っ張ります。八戸学院光星は越田選手のリーダーシップの下、「U18日清食品 東北ブロックリーグ2024」の初日となった8月31日は県立一関工業(岩手県)に94-80、秋田ノーザンハピネッツ U18(B.LEAGUE U18)に92-73で勝利。2日目の9月1日には県立秋田南(秋田県)に97-53で快勝し、開幕から3連勝を飾りました。

キャプテンの越田選手は「東北の強豪チームと対戦できる機会は本当に貴重なので、これまで練習でやってきたことを出して、修正したりする良い経験ができた2日間になりました」と手応えを語っています。

個人としてはチームの中心選手であるだけに、「自分のところにマークが厳しくなった時に、いかにシュートを決め切れるか。どんな状況でもチームに良い影響を与えられる選手になりたいです」とテーマを持ってこの「U18日清食品 東北ブロックリーグ2024」に臨んでいます。

【©U18日清食品リーグ】

そうしたキャプテンの積極的な姿勢に佐々木ヘッドコーチは「これまでは越田に頼るところが多かったのですが、今では選手層が少しずつ厚くなり、チームの得点力も上がってきました。そんな中で越田はガードとしてパス離れが良くなり、判断力が上がっています。あとは持ち前の得点力を生かして外角ショットを効率良く、いかに期待値の高いシュートを決めていけるか。そこにチャレンジしてほしいです」と期待を込めています。

越田選手が八戸学院光星に入学してからのこの3年はチームが上昇気流に乗り、毎年、成績を塗り替えています。「毎年ステップアップをしていくことで、これまでとは違う景色が見えてきました。昨年はこの大会で2位でしたが、今年は優勝を目指しています。優勝することでこれまでと違った景色を見てみたいですし、そのチャレンジがとても楽しいです」と越田選手は意気込みを語ります。

八戸学院光星は「U18日清食品 東北ブロックリーグ2024」での初優勝を目指し、福島市で行われる最終週の9月21日、22日の試合へと臨みます。
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著者プロフィール

「U18日清食品リーグ」ば、バスケットボールにおける部活・クラブなどの垣根を超えたU18年代の階層別リーグ戦です。リーグ戦文化の導入により、実力が拮抗するチーム同士の対戦や、多くの選手への出場機会、また、予定された試合/対戦相手を見据えた質の高い準備など、公式戦の試合数が確保された環境下で競技に取り組むことにより、競技力の向上を目指して設立した競技大会です。 今年度も「U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会 2024」 として 「U18日清食品トップリーグ2024」 、「U18日清食品ブロックリーグ2024」を開催いたします。

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