【BOATRACE】「ベスト3の足に上昇」と石渡鉄兵が強烈追い上げで予選トップ 大江戸賞

BOATRACE
チーム・協会

【(C)BOATRACE 】

 ボートレース江戸川では18日に「第46回大江戸賞」(優勝賞金168万円)の予選最終日・4日目の開催が行われた。3日目終了時点で単独得点率トップにいて、予選首位通過をかけての勝負だった石渡鉄兵(千葉出身・東京支部49歳)【冒頭の写真】は、4日目は10R6枠の1回乗り乗艇だった。

 石渡鉄は予選中盤から口にしていた「伸びを求める調整」に着手してチルト1.5度を選択して挑んだ予選ファイナル。結果的に、この調整はバッチリとはまった印象だった。6コースからコンマ18のスタートながら、石渡鉄はグイッと伸びて1マークはまくり差しのハンドル。1枠の宮之原輝紀の逃げは許したが、バックは5番手辺りから2マーク勝負へ。その2マークで石渡鉄は最内を突き、鋭い伸びを発揮。先マイした山崎聖司、久永祥平、奥平拓也の3艇をまとめてつかまえて2着を取り切った。これで、しっかりと予選トップ通過に成功。

 レース後は「(直線にも)パンチがありましたね。モーター自体もいいし、今節でベスト3に入る足にはなったと思います」とモーターの手応えに満足そうな表情だった。その石渡鉄が5日目に乗艇するのは準優12Rの1号艇。

【(C)BOATRACE 】

 得点率2位で、準優11Rの1枠を手にしたのは渡邉雄朗(千葉出身・東京支部38歳)【写真上】。4日目は9R6枠戦を最内差しからうまく道中さばき切って3着の好走を見せた。足の仕上がりも「いつもの伸び型ではないけれど、ターン足が良くて、機の力は引き出せていると思いますよ」と納得している。

 準優勝戦は2個レース制で3着までが優出できる。

<江戸川 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 渡邉 雄朗 (千葉・東京)
2枠 福来  剛 (東京・東京)
3枠 森作 雄大 (茨城・東京)
4枠 中野 次郎 (東京・東京)
5枠 小林  泰 (山梨・東京)
6枠 渡辺  豊 (神奈川・東京)
※()内は出身・支部の順

 準優11Rで渡邉雄朗が最も警戒すべきは、すぐ横に構える福来剛となるか。福来の当地2コース戦は同体からでも全速で攻めるケースも多い。渡邉雄は、その福来の攻めを誘わないようにスタートで福来を突き放して1マークに到達するのが理想だ。仮に福来が握る形になってしまうと、パワー十分な当地巧者・森作雄大、巧腕・中野次郎の切り込みにも可能性が出てくる。激戦模様の一戦だ。

<江戸川 5日目 12R 準優勝戦>
1枠 石渡 鉄兵 (千葉・東京)
2枠 西舘  健 (神奈川・東京)
3枠 飯山  泰 (長野・東京)
4枠 前沢 丈史 (茨城・東京)
5枠 久永 祥平 (神奈川・東京)
6枠 伏田 裕隆 (千葉・東京)

【(C)BOATRACE】

 準優12R、石渡鉄の強敵となるのは3枠に収まった飯山泰(長野出身・東京支部46歳)【写真上】か。4日目は飯山も伸び系の調整にチャレンジした。「いいですね。伸び型に(プロペラを)たたいて伸びは上位と言える感じになりました。この調整の方がむしろ乗り心地もいいんですよ。スタートが届いていなのだけ、詰めてはいきたいですけどね」と準優へ向けて戦力を分析している。得意な3コース攻めの位置。のぞいて好位から思い切って握り込むターンで石渡鉄を脅かすか。

 2枠の西舘健も今節は善戦の光る1人。「起こしが良くてスタートがしやすいし、ターン足と乗り心地がいい。江戸川向きな足になっています」とモーターの仕上がりは節の序盤から安定している。石渡鉄が飯山の攻めに飛びつく展開になれば、西舘の回り足が生きるケースは十分あるだろう。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

BOATRACEオフィシャルウェブは、ボートレースに関する数多くのお役立ち情報を提供しているポータルサイトです。 レースの開催日程をはじめ、速報性のあるNEWS情報、初心者にも分かりやすいボートレースの楽しみ方、 過去の記録をまとめたデータ集など初心者~既にファンの皆様までどなたにも活用していただけるウェブサイトとなっております。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント