セレッソ大阪【J1リーグ第27節 C大阪vs.京都】ゴールを奪う積極的な姿勢を発揮し、流れを変える大きな一勝を掴み取りたい

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【CEREZO OSAKA】

前節のサンフレッチェ広島戦から中5日。セレッソ大阪はホームに戻り、京都サンガF.C.との明治安田J1リーグ第27節に臨む。7月以降は勝利がなく、リーグ再開後も1分1敗と足踏みを続けているだけに、今節こそ、その流れを断ち切る勝利を掴みたい。

前節の広島戦は、立ち上がりこそ相手の勢いに押される時間も続いたが、ここで失点せずに耐えると、次第にボール保持で優位に立ち、相手陣に入っていく回数を増やしていく。後半も両サイドを深く取るなど相手ゴールに迫ったが、先制点には至らない。すると、両指揮官が選手交代も行い試合を動かしにかかった終盤、セレッソは立て続けに失点。その後は途中出場の北野颯太や阪田澪哉、ヴィトール ブエノらが1点を返すべく果敢に攻めたが、無得点に終わり、上位対決で痛恨の黒星を喫した。前々節の町田戦、広島戦ではビルドアップの改善も見られたが、前節の試合後、「ゴールへ向かうボールや動きは少なかった」と小菊昭雄監督も振り返ったように、シュートで終わる場面を作り切れず、今季初めて2試合連続無得点に終わった。「ボール保持からどうフィニッシュにつなげていくか」(小菊監督)というテーマは昨季終盤も課題になった部分だが、今節に向けた練習の中では、「自分たちが取りにいきたいエリアや、ゴール前に人数をかけることは確認しました」と登里享平。「ゴールを取らないと勝てないので、リスクになる部分もありますが、強気にできればと思います」(登里)と、オフ・ザ・ボールも動きも含め、積極的にゴールを狙いにいくことを全員で共有した。「明日はそのトレーニングの成果を結果で示せるよう、全員でトライしていきたい」と小菊監督。2試合連続無得点を払拭する会心のゴールに期待したい。

【CEREZO OSAKA】

前節を終えて18位に位置する京都だが、後半戦に入って4勝2分1敗と調子を上げており、前節の黒星が後半戦に入って初めて喫した敗戦だった。「今までも強い矢印を前に向けて戦ってくるチームだったが、全員がやるべきことを共有し、自信を持って強い矢印に厚みを加えている印象」と小菊監督も現在の京都について語り、「我々も町田戦、広島戦に臨む以上のパワーを出さないと、京都のパワーを上回れない」と警戒する。曺貴裁監督が率いる京都との対戦では毎度のことにはなるが、相手の前向きな矢印をどう回避して試合を進めていくかがポイントになる。まともに受ければ失点の可能性は高まる。後ろからつないではがすと同時に、GKキム ジンヒョンも含めて長短のパスを織り交ぜて相手のプレスを裏返し、前線でうまく起点を作ってゴールに迫りたい。また、外国籍選手も加わり、「個のクオリティーが上がった」(小菊監督)相手に対し、個々の戦いで負けないこと、チャレンジ&カバーを徹底して組織的に守ることも重要。攻守両面で、相手の勢いに負けない力強さを発揮したい。

「トップ5、そして目標である優勝を目指すためには、勝点3を積み上げていくしかない。明日が再出発の試合となるように」と指揮官が今節に向けた抱負を語れば、「まだまだ優勝の可能性もありますし、そこはブレずにやっていきたい。上を目指していける雰囲気を作るためにも、まずは明日の試合でしっかり勝ちたい」と登里も呼応する。夏休み中のホーム開催、サポーターも含めたチーム一丸で戦い、流れを変える大きな一勝を掴み取りたい。
(文=小田尚史)
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