井口資仁らパ・リーグOBも活躍! 「サントリードリームマッチ2024」レポート

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サントリードリームマッチ2024 集合写真 【ⓒPLM】

 8月5日(月)、東京ドームにて「サントリードリームマッチ2024」が開催された。プロ野球のレジェンドOBたちがザ・プレミアム・モルツ球団(以下、プレモル)とドリーム・ヒーローズ(以下、ヒーローズ)の2チームに分かれて対戦。パ・リーグOBも活躍した、夢の球宴の様子をレポートする。

サントリードリームマッチ2024 キービジュアル 【ⓒPLM】

 今年で28回目の開催となったサントリードリームマッチ。東京ドームには試合前から多くのプロ野球ファンが詰めかけた。

三塁守備練習中の銀次氏 【ⓒPLM】

 出場OBたちは打撃練習で鋭い当たりを飛ばし、シートノックでは現役さながらの軽快な動きを披露する。合間に談笑したり写真撮影をしたりと、チームの垣根を越えて交流。一方で、元ホークスの8名が集結する一幕も見られた。

上段:左から松田宣浩氏、吉村裕基氏、攝津正氏、岡島秀樹氏、内川聖一氏/下段:左から五十嵐亮太氏、工藤公康氏、井口資仁氏 【ⓒPLM】

 オープニングセレモニーに登場したのは、ザ・プレミアム・モルツのCMに出演している俳優の大泉洋さん。両チームへの花束贈呈に「スコール三唱」の音頭、そして始球式を務めた。

始球式で同時にバッターボックスに立つ松田宣浩氏・高橋由伸氏に困惑する大泉洋さん 【ⓒPLM】

 右打席に松田宣浩氏、左打席には高橋由伸氏が立つと、「バッター多くないですか!?」と困惑しながらも、一塁けん制や「予告フォーク」のパフォーマンスを見せた大泉さん。投じたボールはノーバウンドで捕手・古田敦也氏のミットに収まり、その後は恒例の記念撮影を行った。

大泉洋さんと記念撮影するOBたち。カメラマンは五十嵐亮太氏が務めた 【ⓒPLM】

 そして、ついにプレーボール。プレモル・工藤公康氏、ヒーローズ・能見篤史氏の左腕同士の先発で幕を開けた。1回表、工藤氏は福留孝介氏、アレックス・ラミレス氏に2者連続弾を許すなど、打者一巡の猛攻を浴びて3点を失う。一方、今年が初出場の能見氏は初回を3者凡退に。2回裏にはランディ・バース氏との阪神OB対決が実現。3球三振を奪った能見氏に軍配が上がった。

 3点を追うプレモルは、3回裏に中村紀洋氏の適時二塁打で1点を返すと、続く4回裏には暴投と代打・吉村裕基氏の適時二塁打で同点に。両チームとも好守備を連発するなど、白熱した展開にスタジアムのボルテージも高まる。その後は「バース氏が足が痛いので」という理由で代打が送られたり、試合中に上原浩治氏が電撃移籍したりと、このイベントならではの珍場面も。

 そして、7回裏のプレモルの攻撃。先頭の井口資仁氏は、下柳剛氏から二塁打を放つと、左翼手・G.G.佐藤氏が後逸する間に3塁へ。このプレーに対し、下柳氏はキャップを地面にたたきつけて場内を沸かせた。続く飯田哲也氏が犠飛を打ち、プレモルが勝ち越しに成功する。

 9回表は守護神・岩瀬仁紀氏がマウンドに上がった。ヒーローズは2死1塁から松田氏の初安打が生まれ、スタンドからは“熱男”コールが送られたが、最後はG.G.佐藤氏が遊ゴロに打ち取られ、4対3で試合終了。プレモルが10連勝を達成し、2安打2得点を記録した井口氏が最優秀選手賞に輝いた。

左からスーパープレー賞の天谷宗一郎氏、真中満氏、最優秀選手賞の井口資仁氏、敢闘賞のアレックス・ラミレス氏 【ⓒサントリーホールディングス株式会社】

「夢や感動を伝えたい」という思いから1995年にスタートしたサントリードリームマッチ。今年のイニング間にはランダムで選ばれたファンが、山本昌氏からザ・プレミアム・モルツを注いでもらうという、まさに夢のようなイベントも行われた。今後はどのようなパフォーマンスが見られるのか。早くも来年の開催が待ち遠しい。

取材・文 高橋優奈
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