【BOATRACE】「もっと強くなりたい」と最強女王・遠藤エミがレディースチャンピオン圧勝!

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 ボートレース福岡の「PG1第38回レディースチャンピオン」(優勝賞金1300万円)は12日、最終12Rで優勝戦が行われ、遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部36歳)【写真4枚】が1コース速攻で圧勝。鵜飼菜穂子(3連覇)、谷川里江、田口節子に続く史上4人目となる連覇で通算3回目のレディースチャンピオン制覇を達成した。G1戦は田口節子、山川美由紀に並ぶ女子最多の4回目、今年は2回目。通算ではSG戦を含む42回目の優勝となった。

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 女子最強レーサーの名にふさわしい圧勝だった。4号艇の藤原菜希が伸び型の調整にして特訓から気配を見せていたものの、「自分の方が良さそうなので気にならなかった。足は完璧でした」と文句なしに仕上がったモーターを全面的に信頼。後続に影も踏ませぬ完璧な逃げを披露した。2コースから差した渡邉優美がすんなりと2着。3人で接戦となった3着争いは細川裕子がいったんリードしたものの、櫻本あゆみが2周1マークの小回りで肉薄して逆転。3連単の1-2-3は950円の3番人気だった。

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 レディースチャンピオンは連覇で3回目の優勝。女子4大競走はPG1クイーンズクライマックス1回、G2レディースチャレンジカップは4回の優勝があり、合計で8冠は断然のトップ。2位タイの山川美由紀と寺田千恵が5冠なので、いかに遠藤エミの実績がズバ抜けているのかが分かる。

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 遠藤は2022年大村のボートレースクラシックで、女子レーサーとしては初のSG戦制覇を達成。この年は女子としては初めてグランプリにも出場した。ところがこのクラシック制覇以降、SG戦では昨年8月のメモリアルまで予選落ちが8回も続き「チャンスを生かせなかった。心が折れそうになった」こともあったという。

 しかし、今年に入って3月のボートレースクラシック、7月のオーシャンカップとSG戦でも予選を突破。優出は果たせていないが「SG戦で予選を突破できたことは自信になったし、モチベーションも上がった」と、手応えを取り戻しつつある中での優勝だった。

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 この優勝で今年の獲得賞金は4352万9000円となり、女子では2位の渡邉優美に1000万円近い差をつけて断然のトップ。男子レーサーを含めた全体でも21位にまで浮上して、2回目のグランプリ出場も視野に入ってきた。今月27日からは丸亀ボートレースメモリアルに馬場貴也と共にびわこ代表として出場。「もっと強くなりたい」と切望する向上心しかない最強女王は、再びSG戦タイトル奪取をめざす。


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