クラブ・フランス Baseball5 難民選手団プロジェクト:パリ五輪へ

世界野球ソフトボール連盟
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【世界野球ソフトボール連盟】

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は、8月8日から12日まで、ヨルダンのアズラックキャンプから難民の若者選手10人がフランスの首都パリに滞在し、オリンピック都市の魅力を体験するとともに、クラブ・フランスで開催されるBaseball5のエキシビションイベントに参加することを発表した。

8月10日と11日の両日、パリのヴィレット公園(Parc de la Villette)にBaseball5のフィールドが設置され、WBSCの男女混合のアーバンスポーツが披露される。道具や設備がほとんど必要ないBaseball5は、習得が容易で誰でも参加できる。

アズラックBaseball5難民選手団はイベント期間中、フランス代表チームとのエキシビションマッチに参加する。このプロジェクトは、WBSC、国際オリンピック委員会、オリンピック難民財団、フランス国内オリンピック委員会(NOC)、フランス野球・ソフトボール連盟の全面的な支援を受けている。
WBSCのリッカルド・フラッカーリ会長は、「チームの渡航許可を得るためにさまざまな困難もあったが、難民の若いアスリートたちのためにこの特別な旅を提供し、エキシビションマッチを企画し、オリンピックを体験する機会を与えることができる。」とコメントした。

「フランスNOCのダヴィド・ラパルティエント会長とフランス当局の支援とバックアップがなければ、オリンピックを体験するこのまたとないチャンスは実現しなかったでしょう。WBSCは、彼らの継続的な協力に心から感謝しています。」

「スポーツには、国境を越え、困難な状況の中で団結と喜びを育む独特の力があります。選手たちが素晴らしい時間を過ごすこと、地元の人々やパリを訪れる人々の間でBaseball5が広まることを願っています。」と付け加えた。
難民の若者たちの多くにとって、この大会は中東を越えて旅する初めての経験であり、初めてのオリンピック体験となる。この大会は、2026年にダカールで開催されるユースオリンピック(YOG)へ向けた重要な役割を果たすだろう。

難民チームは、13歳から16歳の女子選手5名と男子選手5名で構成され、ヘッドコーチのアムジェド・アラトーム、アシスタントコーチのリーム・ハドルース(YOGでの初のアズラック・キャンプ出身の女性コーチになることを目指している)、チームマネージャーのハレド・アルカレドが参加する。

活気あふれるパリの雰囲気の中で、オリンピック精神にどっぷりと浸ることができる。
クラブ・フランスでのエキシビジョンマッチに加え、チームは市内の有名なランドマークや電飾が施されたチャンピオンズパークを訪れる機会もある。さらに、パリ2024難民オリンピックチームのメンバーと面会し、彼らのオリンピックへの道のりについて学ぶ。

10月7日から12日にかけてホンコン・チャイナでの第2回ワールドカップを控えるBaseball5は、オリンピック種目(YOG)であり、世界中の多くの学校プログラムで取り上げられているだけでなく、社会貢献のツールとしても期待され、WBSCはこの活動に注力している。Baseball5は2023年1月にヨルダンのアズラック難民キャンプに初めて導入され、2023年4月からはWBSCレガシークラブによってサポートされている。100人近い子どもたちにエネルギーと才能の積極的なはけ口を提供し、困難な状況の中で団結と希望を育んでいる。
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著者プロフィール

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)はオリンピック首都スイス・ローザンヌの近郊プーリーにに本部をおく野球、ソフトボール、ベースボール5の国際統括団体。6500万人以上にのぼるアスリート競技人口を支え、野球、ソフトボール、ベースボール5の普及・発展を推進している。 WBSCは各国の公式代表チームが出場する国際大会を主催しており、プレミア12、野球ワールドカップ、ソフトボールワールドカップ、ベースボール5、野球・ソフトボールオリンピック予選を世界各地で開催している。

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