クラブ・フランス Baseball5 難民選手団プロジェクト:パリ五輪へ
【世界野球ソフトボール連盟】
8月10日と11日の両日、パリのヴィレット公園(Parc de la Villette)にBaseball5のフィールドが設置され、WBSCの男女混合のアーバンスポーツが披露される。道具や設備がほとんど必要ないBaseball5は、習得が容易で誰でも参加できる。
アズラックBaseball5難民選手団はイベント期間中、フランス代表チームとのエキシビションマッチに参加する。このプロジェクトは、WBSC、国際オリンピック委員会、オリンピック難民財団、フランス国内オリンピック委員会(NOC)、フランス野球・ソフトボール連盟の全面的な支援を受けている。
「フランスNOCのダヴィド・ラパルティエント会長とフランス当局の支援とバックアップがなければ、オリンピックを体験するこのまたとないチャンスは実現しなかったでしょう。WBSCは、彼らの継続的な協力に心から感謝しています。」
「スポーツには、国境を越え、困難な状況の中で団結と喜びを育む独特の力があります。選手たちが素晴らしい時間を過ごすこと、地元の人々やパリを訪れる人々の間でBaseball5が広まることを願っています。」と付け加えた。
難民チームは、13歳から16歳の女子選手5名と男子選手5名で構成され、ヘッドコーチのアムジェド・アラトーム、アシスタントコーチのリーム・ハドルース(YOGでの初のアズラック・キャンプ出身の女性コーチになることを目指している)、チームマネージャーのハレド・アルカレドが参加する。
活気あふれるパリの雰囲気の中で、オリンピック精神にどっぷりと浸ることができる。
10月7日から12日にかけてホンコン・チャイナでの第2回ワールドカップを控えるBaseball5は、オリンピック種目(YOG)であり、世界中の多くの学校プログラムで取り上げられているだけでなく、社会貢献のツールとしても期待され、WBSCはこの活動に注力している。Baseball5は2023年1月にヨルダンのアズラック難民キャンプに初めて導入され、2023年4月からはWBSCレガシークラブによってサポートされている。100人近い子どもたちにエネルギーと才能の積極的なはけ口を提供し、困難な状況の中で団結と希望を育んでいる。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ