【#スタジアムを繋ぐ】#008 福田真さん(アカラクリニック 院長)ー 新スタジアムでも第1号のバナースポンサーに

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 684の個人と企業の支援を通して完成した「みんなの鳩サブレースタジアム(鳩スタ)@湘南深沢」は3年間の歴史に幕を閉じ、2024年11月(予定)に終わりを迎える。そして今、「みんなのスタジアム構想プロジェクト」の第二歩目となる新しいスタジアム建設に向けてクラブは動き出した。未来への夢を繋ぎ、場所を繋ぎ、文化を繋ぐ。みんなでスタジアムを繋ぐため、プロジェクトの第二章へ向けてみんなの思いを綴っていく。
今回は、「鳩スタ」第1号のバナースポンサーとしてクラブを支援してきたアカラクリニックの福田真院長の思いを聞いた。

(文・本多辰成/スポーツライター)

「鳩スタ」第1号のバナースポンサー、アカラクリニック

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「鳩スタ」には鎌倉インテルを支える多くのスポンサー企業のバナーが掲げられている。その第1号として「鳩スタ」の誕生時から支援してきたのが、鎌倉市内で地域密着型のクリニックとして2016年に開院したアカラクリニックだ。

アカラクリニックの福田真院長が鎌倉インテルの存在を知ったのは、まだクラブが創設されて間もない2018年頃のことだった。

「2018年頃、知り合いの社長さんから鎌倉インテルの話を初めて聞きまして、サッカーを中心に地域を盛り上げようとしているということで興味を持ちました。その後、クラブオーナーの四方(健太郎)さんやGMの吉田(健次)さんと飲む機会があって、その時に深沢にスタジアムをつくる計画があることも聞きました。家がその近くなのでそんなところにできたら面白いなとは思ったんですが、その時はまだ実現するとしても先の話というか、すぐに計画が動き出すイメージはできなかったですね」

 千葉県の出身で2006年頃から鎌倉を拠点としてきた福田院長。自宅にも近く馴染みのある深沢地区にスタジアムをつくるという計画には胸が躍ったものの、すぐに実現する話とは思わなかったと振り返る。だが、福田院長の予想を上回るスピードで計画は進行し、2021年に「鳩スタ」が完成。アカラクリニックは第1号のバナースポンサーとしてプロジェクトを支援することになった。

「こんなに早く実現してしまうとは思いませんでしたし、何か面白いことが起きそうだなと。当時はスポンサーをすることによって患者さんが増えるというような広告効果はあまり考えていなくて、単純に新しいことに関われる面白さというか。何もない更地の状態から構想してスタジアムができて、そこにアカラクリニックのバナーが貼られている。その場所にいろんな人たちが集まる光景をイメージするとすごく面白いなと。最初は興味本位というか、そんな感覚でバナースポンサーをお受けしました」

「鳩スタ」は人生を楽しくしてくれる存在

2021年10月に完成し、鎌倉インテルの試合やさまざまなイベントなどで多くの人が集まる場所となった「鳩スタ」。第1号のバナースポンサーとしてプロジェクトを支援したアカラクリニックの福田院長も、地域に生まれた「みんなのスタジアム」に大きな価値を感じているという。

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「すごくいい場所だと思いますし、純粋に人生を楽しくしてくれる存在だと思っています。その真ん中くらいにバナーを飾ってもらっているのはすごく光栄です。うちの一番下の息子がインテルのサッカースクールに入ったので、今はその送り迎えやイベント、もちろん試合も見に行きますし、鳩スタが生活の一部になっているのは間違いありません。何もなかったところにチームとグラウンドができて、それがどんどん大きくなっている。そこに関わらせてもらっているのはすごくうれしですし、これからの展開も本当に楽しみです」

 もともと鎌倉インテルの活動はアカラクリニックが目指しているものとも重なる部分があり、共鳴したという福田院長。「鳩スタ」の誕生によって相乗効果で地域に貢献していける可能性も大いに感じていると話す。

「クリニックで医療をやっていますが、医療だけではなかなか解決しない部分もいっぱいあると思っています。地域のつながりとか、何か楽しみ、わくわくするようなこともクリニックとしてできたら面白いなと。クリニックの中でただ診療をしているだけではなく、外に出ての地域活動というか、そういった部分のつながりも作っていきたいと思っています。もともとそういった流れでインテルを紹介していただいたところもあったので、何かいい相乗効果が生まれればいいなと感じています」

 2022年5月には福田院長が運営するパーソナルトレーニングジム「アカラフィットネス」と鎌倉インテルの間でフィットネスパートナーシップ契約を締結。現在は鎌倉インテルのコーチも務める鍼灸師の北澤虎瑠トレーナーが同ジムを切り盛りし、選手たちの体のケアの面でもクラブを支えている。

新スタジアムでも第1号のバナースポンサーに

 約3年間の歴史に幕を下ろし、今年9月に移転することとなった「鳩スタ」。最初は深沢地区の空き地にスタジアムができることが想像できなかったという福田院長だが、今では「鳩スタ」がなくなってしまうことに対して「何もなかったところにスタジアムができたのと同じくらい、なくなることが想像つかない」と言う。

 だが、同時にプロジェクトの第二章への期待感も大きい。新たなスタジアムでもアカラクリニックは第1号のバナースポンサーとなることが決まっている。

「新しいスタジアムでも第1号のバナースポンサーのお話をいただいたので、断る理由はありませんでした。鳩スタの時はただ面白そうだなという興味が大きかったんですが、今回は広告としての意味合いもけっこう強く感じています。エリアも変わりますし、クリニックをより多くの方に知っていただくという意味でも効果があるんじゃないかと。今回はバナーだけでなく、スクール生のユニフォームの肩のスポンサーもやらせてもらうことになりました」

 新天地で次のステージへのスタートを切る鎌倉インテルを今後も力強くサポートするアカラクリニック。福田院長はクラブのこれからにさらなる期待を寄せる。

「クラブの成長度合いはすごいものがありますし、認知度もどんどん高まっています。スタジアムをつくって移転して、と想像もつかないことをしてくれる期待感もありますし、見ていて面白いです。うちとしてもクリニックの外での活動もしていきたいと考えているので、いろいろな相乗効果や可能性がありそうだと感じています。カテゴリーを上げていけば鎌倉を超えて関東、全国と広がっていくポテンシャルを感じるクラブなので、これからも期待しています」

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著者プロフィール

鎌倉インターナショナルFC(通称:鎌倉インテル)は、世界で最もグローバルなスポーツであるサッカーを通じて未来の日本を国際化していくため、2018年に設立された新しいサッカークラブです。現在は神奈川県社会人リーグに所属していますが、プロサッカークラブ(Jリーグ参入)、そして世界を目指して活動をしています。『CLUB WITHOUT BORDERS』をビジョンに掲げ、日本と世界を隔てる国境をはじめ、性別、年齢、分野、そして限界、あらゆる“BORDER”(境界線)をもたないサッカークラブを目指しています。

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